「三陽スタイル」の教育を通じて 情報化・国際化が進む社会で活躍できる力を

2019年9月27日(金)

「男子力」をキーワードに、豊かな人間性と、自ら道を切り拓く力との育成に取り組む中・高一貫男子校「中村学園 三陽中学校・高等学校」(福岡市西区)。英語力向上を目指すセブ島語学研修や、タブレット端末(iPad)を活用した授業及び個別学習など、同校独自の教育法は他校からも注目を浴び、先進的なノウハウを学びに来校する教育関係者も少なくないそうです。
今年7月から小学生向け英語Eラーニング(Challenge English)をスタートさせた同校。一般的な公立校とは一線を画す“三陽ならでは”の教育姿勢について、梶原美隆校長に聞きました。

男女共同参画の時代だからこそ身につけねばならない「男らしさ」

–「男子力」の養成に力をいれておられますが、梶原校長が考える「男子力」とは

自ら色々な困難に挑み、それを乗り越える力を持つことです。

女子が困難を乗り越えられないということではありませんが、やはり太古から、男子は狩猟のために色々な場所に足を踏み入れ、困難な状況を克服しながら獲物をしとめてきました。時代は全く違っても、困難に挑みそれを乗り越える力は、男子にこそ身に付けさせたいと思うのです。

本校のバス停からこの校舎まで、長い上り坂があります。この坂を毎日上り下りして通学することが三陽生の“務め”であり、“困難”を克服する象徴となっています。過酷な状況で体力が必要なボランティア活動も、「男子力」を育てる貴重な経験となり、大いに奨励しています。

–「困難を乗り越える力」にこだわられる理由は何ですか

私は男子学生しかいなかった時代の防衛大学校を卒業しました。当時は「妥協を許さぬ厳しい指導」が当たり前の時代で、精神的にも肉体的にもかなりハードな指導を受けたことを覚えています。しかし、そのような苦難を乗り越えて卒業する時には、大きな達成感を感じることができました。そのような達成感を感じ自信を得た男子は、どんな困難にも負けない、たくましい人生を送ることができると思います。

AIやIoT等の情報社会の進展にともなって、現代の若者たちはこれまで経験したことのない社会の変化(困難)が立ちはだかります。だからこそ、困難に立ち向かいそれを乗り越える体験を積むことこそ、男子には必要なのではないでしょうか。

「セブ島キャンプ」などで中学卒業までに英検3級目指して

–中学校での「語学キャンプ」など、英語教育に力をいれておられますね

はい、セブ島語学研修は4年前に始めた取り組みで、海外修学旅行の代わりに始めました。

英語を公用語とするフィリピンの語学学校では、世界の様々な国々から生徒が集まり、マン・ツー・マンやグループレッスン等の授業を受講します。この語学研修では英語の研修の他に、セブ島沖にあるカオハガン島を訪れ、電気も水道もガスもない“何もなくて豊かな島”の生活体験も行っています。日本では考えられないような生活体験を通じて、生徒は異文化に触れ国際感覚を養っていくのです。

それらの経験を先輩が後輩に伝えてくれるので、出発前の中学生も、「もう少し頑張って英語の勉強に取り組もう」という意欲が芽生えているようです。

–語学キャンプの成果について、どのように感じておられますか

語学研修から帰った後、「英語力の大切さを痛感した」という声を多くの生徒たちから聞きます。
セブ島語学研修1期生(現高校3年生)は研修終了後、自ら積極的に英検を受験するようになり、英語学習に対する意識が高まったことを感じています。

中学生の目標は英検3級が望ましいのですが、英検4級取得を“必ず達成すべき目標”としています。昨年度は中学生全体で約5割が英検4級以上を取得しました。中には英検2級や準2級取得者もいます。

–そうした中学での学びを、高校教育と連携させるための工夫は

三陽高等学校には、三陽中学から進学する一貫生の他に、公立の中学校から高校受験を経て三陽高校に入学してくる生徒がおり、英語だけではなく他教科でも成績のばらつきがあります。

そこで本校では、教科別に「習熟度別クラス編成」を実施して授業を行っています。例えば1限目が“英語”の時間であれば、同学年はすべて“英語”の授業が行われます。クラスは英語の学力レベルに応じたクラスを編成し授業を進めていくのです。本年度は高校1年次より「選抜クラス」を編成し、学習意欲が高くレベルの高い授業を実施するクラスを設けました。

当初「選抜クラス」の生徒は、「選抜クラス」単独の授業を受けますが、他のクラスで選抜クラスと同等の力をつけた生徒は、「選抜クラス」の生徒と一緒に授業を受講させます。これが「習熟度別クラス編成」を実施している“強み”です。

こうした“切磋琢磨”の環境により、中学での学びを高校教育にスムーズに連携させていきます。「選抜クラス」の授業は学習内容のレベルの高さはもちろんのこと、APU(立命館アジア太平洋大学)の留学生とのネット交流や応用力を身に付けるデジタル教材の活用等、授業の質においても魅力ある学習環境作りに力を注いでいます。

ICT活用で学習効率を高め自ら工夫する意欲を持たせる

–授業にいち早くタブレット型端末を導入したことで話題になりましたね

そうですね、4年前から中・高の全生徒にタブレット型端末を配布し、授業はもちろん個別学習や自宅学習でも活用しています。
インターネットを介したデジタルドリルや、クラウド型の学習支援システムなどを活用し、それぞれの生徒の理解に応じた学習を支援しているほか、課題の提出や回答もタブレットで行っています。

授業の内容・やり方も大きく変わろうとしています。
例えば英語の授業では、セブ島の英語講師によるオンライン英会話を受講するなど、本校ならではのICTを活用した授業を展開しています。一部の科目だけ、あるいは特別なクラスの授業だけにタブレットを導入した学校は県内にもいくつかあるようですが、全生徒に配付しそれを有効に活用しているところは少ないのではないでしょうか。

–ICT機器を導入したものの、今ひとつ活用しきれていない学校もあるようですが

生徒だけでなく先生方、さらには保護者も全員がICTを活用する環境を構築できたことが、本校の成功要因だと思います。

先生や生徒がICTを活用するのは当たり前ですが、保護者にも、“メールマガジン” (毎週配信)、“Facebook” (毎日更新)を活用して積極的に学校情報を配信しています。お子様のテストの成績や配付したプリントも、保護者のスマホやPCで確認でき、きめ細やかな学校情報を入手できるわけです。

–それらICT活用のアイデアは、どなたが考案するのですか

主として私が考えます。
これまで温めてきたアイデアを、校長になって積極的に実現しています。本校オリジナルのEラーニングサイトを立ち上げて、先生方が穴埋め問題や選択問題を作り生徒に配信する等、先生方のICT活用も急速に進みました。タブレットの設定やメンテナンスも私が担当です。

「Challenge English」は三陽にとっても新たなチャレンジ

–小学生向けの中学英語準備講座を始められましたが、その狙いは

今年7月からスタートした「Challenge English」ですね。
小学校高学年のお子さんたちやその保護者の方々に、英語学習に興味を持っていただくと同時に三陽中学校の存在を知ってもらおうと思いました。既存の本校Eラーニングシステムに小学生用学習コンテンツ作成し、インターネット接続環境さえあれば誰でも活用できるようにしました。

小学生が夢中になって最後までやり遂げるシステムとしては、まだまだ工夫や改善が必要です。効果的な初等英語教育システムを構築するためにこれからもチャレンジを続けたいと思います。まさに小学生向けの「Challenge English」は、本校にとっても英語教育へのチャレンジです。

–最後に、小学生のお子さんをお持ちの保護者にメッセージを

福岡県のICTを活用した教育環境は、関西・関東と比較すると大きく遅れています。「英語教育」においても、旧態依然の講義型授業を実施している学校が少なくないようです。

これからの時代を担う子どもたちは、“ICT活用能力”と“英語力”は必須の力となるでしょう。タブレット端末を全員に配付して海外語学研修や留学等、英語をコミュニケーションのツールとして活用できる教育に力を注ぐ学校でなければ、21世紀に活躍できる人材を育成できないと確信しています。

ですから、ICT機器の活用や英語教育を先進的に実施している三陽中学にぜひ入学していただき、高校卒業まで6か年の教育を経て、凛々しくたくましい男子に成長してもらいたいと考えています。

ICTや語学教育だけではなく、三陽中学校でなければ経験できない事が他にもたくさんあります。お子さんたちにはぜひ、三陽中学に入学し高校卒業まで6か年の教育を経て、大きく成長してもらいたいと考えています。

 

中学英語準備講座 Chalenge Englishって?
三陽中学校独自のICT×英語教材を無料で体験できます。
中学英語準備講座は随時参加可能です!【1】 対象:小学4~6年生
【2】 ご利用にはパソコン・タブレット・スマートフォン等の端末とインターネット接続環境が必要です。
※本講座は無料でご利用いただけますが、ご利用の環境によってはパケット通信料が別途かかる場合がございます。パケット通信料金はご利用者様にご負担いただくことを予めご了承いただき、通信料金にご注意の上、ご利用ください。
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※ 中学英語準備講座 Challenge English の学習方法はこちらのページをご覧ください。詳細はホームページで確認を。

 

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