専門ドクターに聞く【しもむら内視鏡クリニック】目に見えない消化器の検査
「目に見えない消化器」の検査について【しもむら内視鏡クリニック】下村 保 先生にお話を伺いました。
お腹に違和感がある、便秘が続くなど人の目では確認できず、放ってもおけない「消化器」の症状。最先端の内視鏡を使った検査の重要性が高まっています。
内視鏡検査の一番の目的は「早期発見」
「内視鏡って何を診るの?」と思われる方が多いかもしれません。内視鏡(ビデオスコープ)を口や鼻、肛門や尿道などから挿入し、内側から器官を見ることで病気の原因や腫瘍の有無を診断します。当院は胃カメラと大腸カメラを専門に行っており、胃の痛みに悩む方や突然の下血など、来院される方の症状も多様です。原因究明だけでなく、体の中を可視化することで、病気の早期発見が可能になりました。
消化器は脳と密接に繋がっており、緊張やストレスはすぐにお腹の不調を起こす原因になります。それほどデリケートで影響を受けやすい器官だからこそ受診の重要性が高まっており、福岡市では2018年から50歳以上の市民に対して2年に一度の胃カメラによる胃がん検診に補助が出るようになりました。個人差はありますが、検査に痛みはありませんのでお気軽に「体の内側チェック」をしてみてください。
■初診・・・お腹の不調が気になる…まずは診察、相談
不調を感じクリニックを訪れたら、まずは自分の症状や生活習慣など、院長による細やかな聞き取りが行われます。明るくリラックスできる空間だから気兼ねなく相談もできます。
■検査日前日
検査前日の夕食は少なめにし、夕食後から検査当日までは絶食。大腸の内視鏡検査は検査前日の就寝前に薬の服用が必要です。
■検査日当日
当日は体調を伺い、問題なければ検査を行います。男女別、ロッカー・トイレが完備された更衣室で検査着に着替えます。
■検査の前処置
胃の内視鏡検査は胃の中をきれいにする薬を飲み、鼻や咽喉に麻酔をします。その後、検査室にて胃の動きを抑える薬を注射します。
大腸の内視鏡検査は前処置室で1.5 ~ 2リットルの薬を2 ~ 3 時間かけて飲みます。男女別のお部屋(トイレ付の個室)をご用意し、フリーWi-Fi も完備しておりますので、待ち時間を快適にお過ごしいただけます。その後、検査室にて大腸の動きを抑える薬を注射します。ご希望があれば鎮静剤を使用し、苦しくない内視鏡検査を受けていただくことができます。
■内視鏡検査
胃の検査は直径6 ~ 8 ㎜ほどのスコープを鼻や口から挿入して食道・胃・十二指腸などを、大腸の検査は直径11 ㎜ほどのスコープを肛門から挿入して観察します。かかる時間はおよそ10分程度です。必要に応じて粘膜を採取(生検)し、組織検査をする場合もあります。
■処置後・検査結果
内視鏡検査を終えると、処置室のリクライニングチェアで体が落ち着くまでのリカバリーの時間を過ごします。カーテンで仕切られているので人の目も気になりません。院長から検査結果を分かりやすく細かに説明します。治療が必要な場合は治療内容を説明します。
しもむら内視鏡クリニック:下村 保 先生
長崎県出身。福岡大学医学部卒業。福岡大学筑紫病院外科、千葉亀田総合病院消化器内科医局長などを経て2018 年「しもむら内視鏡クリニック」開業。消化器外科医としての長年の経験と現代アートを愛するセンスで、安心快適なクリニックを目指す。
企画・制作/西日本新聞社メディアビジネス局
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