生きる力・自ら学ぶ力を養う「壱岐市いきっこ留学制度」がスタート!

2021年2月16日(火)

 長崎県内には自然に恵まれた多くの離島があります。そんな「島」の環境の中で学習できる制度として、長崎県が全国に先駆け、平成15年度から「高校生の離島留学制度」を導入。壱岐市でも平成30年度から「小中学生の離島留学制度」として、「壱岐市いきっこ留学制度」が開始されました。

自然豊かで四季を通じて多くの人が訪れる島

 長崎県壱岐市。長崎空港から飛行機で30分、福岡からも高速船で65分のところにあり、138平方キロメートルの島に約2万6,000人が暮らしています。自然豊かな島は四季を通じて多くの観光客で賑わっています。


左:玄界灘に位置する壱岐  右:壱岐のシンボル猿岩


 この島が、小中学生の留学を受け入れ始めたのは2018年から。島には小学校18校と中学校4校、高校2校があり、少人数で目の行き届いた教育が行われていることから「教育の島」とも呼ばれています。


壱岐市いきっこ留学生入市式


自ら考える「生きる力」を身につけることが特徴の授業「積極性と問題解決力を育成します」


壱岐市教育委員会 久保田良和教育長


 「今、人間に求められているのは、自ら学ぶ力。自分がどう調べていけばいいか。そして、みんなと力を合わせて解決力に辿り着く。その結果を自分の生活に生かして、そのサイクルがこれから生きていく社会の中で必要だということを早くから捉えているからです。」と語るのは壱岐市教育委員会の久保田良和教育長です。

 この理念のもと、どの学校も留学生と一緒に学べるように体制を整えています。
 少人数クラスが主なので、一人ひとりに気配りができるというメリット。友だち同士で協力し合うということができやすい環境があるということも「いきっこ留学」の良いところですね。


少人数クラスなので隅々まで目が届き、友だち同士も協力しやすい環境


3つのタイプがある「壱岐市いきっこ留学制度」


家族で話し合った上で留学できますね


「里親留学」は、市が委嘱した里親の元で暮らし市内の小・中学校へ通学します。
「孫戻し留学」は、島内にいる親戚と共に暮らし市内の小・中学校へ通学します。
「親子留学」は、親子で島に移住し市内の小・中学校へ通学します。

島内22の小中学校すべてが留学の対象校!


小学校18校、中学校4校、児童生徒数2,185人(令和3年1月現在)


 島内には、小学校18校・中学校4校があり、原則、住所地を置く校区の学校に通うのですが、留学希望者の要望を聞いて決定します。

 保護者と子どもが事前に壱岐を訪れて、学校や里親、親子留学においては移住住宅を訪ねて、留学生活を具体的に捉えてもらうことが可能です。

 学校の雰囲気、壱岐島の雰囲気を体感してもらうことが一番。学校関係者だけでなく、島の多くの人たちが留学生を迎えた経験を持っているので安心できるのではないでしょうか。

離島留学コーディネーターが、 より安心できる留学をサポートします


離島留学コーディネーター 大森久子さん


 親子留学の場合は、移住のための住居等も課題になりますが、離島留学コーディネーター(壱岐市教育委員会職員)のサポートがついているので安心。また、コーディネーターは留学生となる子どもたちの心と接することで、不安を解消することにも尽力しているそう。

 「今、子どもたちが感じていなくても、大人になって『あの経験が今の自分に活きている』と思ってもらうことが、壱岐の人たちみんなのやりがいです。」と離島留学コーディネーターの大森久子さんは話します。

壱岐ならではの文化や行事に触れ、 のびのびと成長できる1年間です


自然に囲まれ、のびのびとした環境で学べる「壱岐市いきっこ留学制度」


 「いきっこ留学制度」は、1年間を通しての留学制度となるため、四季それぞれで行われる学校行事はもちろんのこと、島の祭りや島ならではの遊びに触れて体験することで、今までとは異なる文化を知り、視野が大きく広がる1年となります。

 引っ込み思案で身体を動かすことが苦手だったのに、1年後にはとても活発な振る舞いをすることは珍しいことではないそう。開放的な壱岐島の暮らしは、積極性を養うことにも適しているのではないでしょうか。

実親と同じように、 里親も本音で子どもたちと接します


里親 齋藤さん家の夕食はみんなで協力して準備をし、一緒に食事をします


 現在も6人の留学生を受け入れている齋藤さん夫婦。今までも何人もの留学生を受け入れ、見送ってきました。

 「子どもたちは、子どもたちなりの悩みを持っていて、親にも僕らにも言えない心の問題をこの場所で、この環境の中で少しでも見せてくれれば、それを受け止められる里親になりたいと思っています。」
「一緒の家族として同じ時間を過ごす中で、夜お風呂に入って話をして一緒に泣いたりとかすることもあるんですよね。」
「隠していた心の中のものを見せてくれて、その傷に触れて、でも頑張って行こうねと二人で話せたことに、あぁこの時をもててよかったなと。里親をしてよかったなと感じます。」と話します。

すぐに溶け込める子ども、なかなか馴染めなくて悩む子ども「それぞれの生き方で成長」


木下智貴さんは、妹の木下怜南さんと兄弟で留学しています


 「友だちが明るくて自分と息が合って毎日が楽しいです。」とすぐに壱岐での暮らしに入れる子どももいれば、「学校に行きたくないと、反抗していました。」という子どももいます。しかし、「いきっこ留学制度」は1年間じっくりと時間をかけられるので、子ども・実親・里親・親戚が一体となって、子どもを取り囲む環境の中で、みんなが一緒になって触れ合うことできっかけが生まれ、新しい自分を見つけることができます。

 「友だちが、みんな優しかった。優しく僕に接してくれたから変われた。」「田舎だけどすごく楽しく過ごせるところだと思います。」「人の心の温かさに感謝しています。」と中学生の木下智貴さんは話します。

留学生、実親、里親… それぞれが語ることは「人と人との繋がり・温かさ」


内山友美さん


 子どもたちは、子ども同士のつながりや里親との触れ合いの中でやがて心を開き、新しい自分を見つけ出しています。それは、親も一緒で最初は不安の中で始まりますが、やがて子どもの成長に留学をさせて良かったと語ります。

 喘息気味で体が弱かった内山航士朗さんも3年を壱岐島で過ごし見違えるようになりました。母親の内山友美さんは、「おとなしい子だったんですけど、最近授業参観に行っても活発に自分から発表して、それを周りのみんなが温かく聞いてくれている雰囲気も良くて、自分の意見を言えるようになったなと思います。」と喜ばれています。


3年間、壱岐で学ぶ内山航士朗さん


子ども達は、のびのびと暮らし自分を見つけ成長


壱岐の自然がのびのびとした成長を後押しします


 豊かな自然に囲まれ、優しく人情に溢れた人々が暮らす島”壱岐”。ここで子どもたちは、のびのびと暮らし、自分を見つけ、成長しています。

 「環境を変えるということも大事な成長期の時に必要なこと。」久保田良和教育長は、力を込めて話します。

 学校・里親だけでなく、島の人々全員が子どもたちの成長をあたたかく見守る壱岐の「いきっこ留学制度」をぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

長崎県壱岐市いきっこ留学制度

問い合わせ:壱岐市いきっこ留学制度運営委員会
      事務局:壱岐市教育委員会 教育総務課 担当:松本・大森
電話番号:0920-45-1202
FAX番号:0920-45-1227
Eメール:iki-kyouiku@city.iki.lg.jp

※留学期間は基本的に4月〜翌年3月までの1年間ですが、児童・家族の状況に応じていつからでも受け入れ可能。
 新年度への継続もできるので、事務局まで問い合わせください。
 留学制度についての詳細はホームページを確認ください。

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