【福岡女子大学】実体験を通じて社会的課題を深く考察
グローバル化の進展に伴い、様々な社会的課題が浮き彫りになっています。その中でも、暮らしと密接に関わる「食・環境」問題に対してより深い理解を得るため、福女大では毎年米国カリフォルニア大学デイビス校での研修を実施しています。
語学力向上も狙った海外体験学習
2019年度の研修は、「グローバル社会における私たちの食・環境」の中でも特に「環境」に焦点を当て、環境科学科の学生たちと嶋田准教授をはじめ教職員3名が現地の農場やリサイクル施設、エコビレッジなどを訪問しました。
「アメリカにおける有機農業の進んだ取り組みを見たかった」(福澤さん)、「日本だけではなく世界の環境への取り組みに目を向けるチャンスだと思った」(川上さん)、「食の問題に関連して、都市型農業や持続可能な農業のあり方を考えたかった」(丸橋さん)など、それぞれ独自のテーマを決め、事前に文献調査などを行った上で現地へ赴いたとのこと。
「アメリカは機械化が進んだ大規模農場がある一方で小規模な有機農場もある。また、世界中の食材を取りそろえる販売店がある一方でローカル品だけのファーマーズマーケットもあり多様性に富む国。そうした中から、自身の研究のヒントになると感じられる取り組みを学んで欲しい」と嶋田准教授は考えていたそう。
現地ではホームステイで過ごすため、当然ながら英語による会話力も鍛えられます。研修を通じて「現地では自分の英語力が十分でないことが分かり、英会話の勉強に力を入れねばと痛感した」(福澤さん)、「自治体の政策で公共のゴミ箱のうち1つをコンポストにするなど、環境意識の高さに驚いた」(川上さん)、「農薬使用を極力抑え家畜や粘着テープで害虫駆除する農場があることを知った」(丸橋さん)、など、それぞれが自身の将来に向けた意識を高めた研修になったようです。
日本で初の公立の女子専門学校として1923年に設立。建学の精神「次代の女性リーダーを育成」を掲げ、英語教育を重視した文理統合教育を行っています。福岡女子大学の取り組み・実績は外部からも高く評価され「THE世界大学ランキング日本版2019」(2019年3月発表、Times Higher Educationによる)では総合46位(教育充実度34位、国際性13位)、全国の女子大学の中で2位となりました。
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