【福岡女子大学】「イングリッシュ・ビレッジ」など国際性を身に付ける仕組みが充実

2021年2月5日(金)

 「次代の女性リーダー育成」を大学の基本理念に掲げる福岡女子大学。その実現にはグローバルな視点やコミュニケーション能力を持つことが必要なことから、同大学は国際文理学部に再編した2011年から国際教育に力を入れています。国際性を身に付けるために欠かせない語学力、特に英語の力を高めようと1年間の寮教育や留学疑似体験プログラムのEnglish Village(イングリッシュ・ビレッジ)、授業でのAcademic English Program=AEP(学術英語プログラム)などさまざまな取り組みを行っています。

入学後の1年間は「国際学友寮なでしこ」で共同生活

 福岡女子大学の特色の一つが寮教育。新入生は入学後の1年間は全員が寮で生活をします。同大学の敷地内にある「国際学友寮なでしこ」は、日本人学生3人と留学生1人によるユニットでの共同生活。1週間に1日は英語だけを使って過ごすEnglish Day(イングリッシュ デイ)と、朝の1時間を時間を英語で話すEnglish Time(イングリッシュ タイム)が設けられています。寮での生活が人間関係を築く力や異文化に対する理解力、外国語コミュニケーション能力を身に付けるのに役立っています。

 1、2年生においては、学部共通科目として「AEP(学術英語プログラム)」が必修科目です。英語の4技能であるスピーキング、ライティング、リスニング、リーディングを学べるように毎日実施し、英語で授業が受けられるような能力、プレゼンテーション能力、エッセーを書ける能力を高めるようにしています。

 海外からの留学生のサポーターとなるのがJD-Mates(ジェイ ディ メイツ)。留学生1人にJD-Mates 1人がサポーターとなり、入国や出国の支援、日本での生活と学習の支援などをします。留学生と1対1の付き合いができることで、自身の国際性を磨いていくことができます。

 The World of Japanese Contemporary Culture Program(ザ ワールド オブ ジャパニーズ コンテンポラリー カルチャー プログラム)は、外国人短期留学生受け入れプログラム。留学生を対象に現代日本文化と社会に関する授業を英語で行うもので、この授業に同大学の学生も受講できるようにしています。また、福岡-ASEAN-EU大学コンソーシアム・サマープログラムには海外の協定校から20人、同大学の学生から10人が参加するなど、学内で海外留学を体験できるプログラムが充実しています。

 このほか学生が自主的に運営している語学学習ワークショップとして、Language Café(ランゲージ カフェ)があります。これはランチタイムに、留学生を囲みながら学生が英語を含む約10カ国の言語に触れ合う機会を設けています。

「イングリッシュ・ビレッジ」は留学疑似体験プログラム

 海外に行くのではなく、学内にいる中で海外へ留学したような体験ができる機会を設けようとスタートしたイングリッシュ・ビレッジ。参加学生が「日本からイングリッシュ・ビレッジにやってきた」という設定で行う留学疑似体験プログラムです。イングリッシュ・ビレッジに参加する学生の大半は1年生と2年生で、毎年5月と11月に1泊2日の合宿スタイルで行っています。合宿中は日本語の使用は禁止。雑談を含めて、すべてが英語の中に身を置きます。海外の協定校から受け入れている交換留学生がリーダーとなり、インストラクター的な役割を果たします。

 イングリッシュ・ビレッジでは、まずアイスブレーキングセッションで交換留学生が中心となって自己紹介ゲームやジェスチャーゲームなどを英語で行い、お互いを知り合うことからスタート。そして、ディベートに移ります。最近のトピックについて、それに賛成するグループと反対するグループに分け、それぞれに考えをまとめてから論戦をするものです。ディベートの次はメイキング・ア・ピッチ・プレゼンテーションが行われます。ある商品を相手に買いたいと思わせるように、商品の優れている面などをそれぞれの学生が英語で発表します。そして、外国人教授による英語での講義で留学中の授業を疑似体験します。

 コロナ禍だった2020年は、5月は中止。その後、大学で対面授業が始まったことで、日帰りのプログラムとして11月と12月に実施しました。本来の定員は1回40人ですが、20人程度に減らしての開催でした。日本への入国制限で、同大学には手伝ってもらえる交換留学生がいないことから九州大学の留学生会に依頼。10人ほどの留学生にリーダーとなってもらいました。会場は、九州大学伊都キャンパスの会議室。12月も同じ形式でする予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、急きょオンラインに切り替えての開催になりました。

 


イングリッシュ・ビレッジの様子


 「大学での英会話の授業はあっても、その外では全て日本語。日常において、全て英語で話す環境は日本にはなかなかありません。留学すれば日本語を話す人は周りにいない環境なので、どうしても英語を話さなければならない。イングリッシュ・ビレッジは、そういう環境をつくることも目的のひとつです。必要に迫られて英語を話す経験が重要なのです。学生からは『イングリッシュ・ビレッジに参加して、英語を話すということへの抵抗が小さくなりました』という感想を聞きます」と髙原芳枝国際化推進センター長。

世界の22カ国・地域の34大学・学部と交流協定を結ぶ

  同大学の交流協定校は、中国、台湾、韓国、インド、イギリス、フランス、ベルギー、ポーランド、アメリカ、カナダなど22カ国・地域の34大学・学部。いずれも、その国の有名な大学と協定を結んでいます。  夏休みや春休みなどに2週間から5週間、これらの協定校に派遣するさまざまな短期海外研修も実施しています。学生には、留学中の自主研究、帰国後の報告書の提出とプレゼンテーションが義務付けられており、将来の本格的な海外留学につながる研修となっています。

 交流協定校への交換留学の期間は6カ月から1年。交換留学先で取得した単位は、一定の条件の下で30単位を限度に卒業要件単位として認められます。協定校への授業料の支払いは不要です。

 髙原国際化推進センター長は「コロナ禍で海外への留学は一時中断しています。それまでは、1年間で短期と長期の留学を合わせると160人ほどが海外に出ていました。学生数が1000人規模の大学ですので、留学する学生の割合が多いことが分かります。大学卒業までの4年間で、海外留学と留学疑似体験プログラムを経験する本学学生の割合は延べで約70%です」と話します。2020年はコロナ禍で交流協定校との交換留学がストップし、しばらくは停滞を余儀なくされることが予想されるため、今後はオンライン教育ツールを活用した、新しい形の教育連携を検討しています。

 同大学が国際化に力を入れていることから、英語力のある高校生が新入生として入学していて、年々1年生の英語力が上がっています。さらに、留学をしたいから福岡女子大学を志望するという高校生も増えています。

 2023年に創立100周年を迎える福岡女子大学は、国際化をさらに推進しながら次代の女性リーダーの育成を目指しています。

 

<福岡女子大学>

 日本で初の公立の女子専門学校として1923年に設立。建学の精神「次代の女性リーダーを育成」を掲げ、英語教育を重視した文理統合教育を行っています。福岡女子大学の取り組み・実績は外部からも高く評価され「THE世界大学ランキング日本版2019」(2019年3月発表、Times Higher Educationによる)では総合46位(教育充実度34位、国際性13位)、全国の女子大学の中で2位となりました。

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【福岡教育大学】「教師」という仕事の魅力を1年次から実感できる教育実習

2021年1月20日(水)

 質の高い教員養成行う九州地区の拠点大学として、豊かな知を創造し、力のある教員を育成することを基本的な目標としている福岡教育大学。初等教育、中等教育、特別支援教育と、学生が目指すコースに合わせ、深い専門知識を修得できる教育を行うのはもちろん、他大学にはない充実の教育実習システムも、同大学ならではの特徴。1年次のうちから「教師」という仕事の魅力を実感し、大学卒業までに実践的な指導力を身につけられる体制を整えています。

『力のある教員』を育成するカリキュラム

 子どもたちの人間形成に、大きな影響を与える『教師』という存在。福教大入学者の中にも、自身が出会った教師の影響で教職を目指すようになった学生が、毎年多数いるそうです。

 先ごろ、令和3年度の公立学校教員採用試験に合格したばかりの木村 一貴さん、下田代 佐瑛さんも同様で、「小6の担任だった先生の授業がすごく楽しく、大人になったらこういう先生と一緒に働きたいと思うようになりました」(木村さん)、「特別支援学級の授業を見かけた時、先生が授業で使っている教材に特別な工夫が施されていたんです。生徒の状態に合わせて教材を工夫する姿が魅力的に思えたのが、教師を目指すようになったきっかけです」(下田代さん)。

 教職課程を履修して教師を目指せる大学は多数あります。その中で福教大は、実践的指導力の育成・強化を図れるように構成されたカリキュラムに基づき、『力のある教員』を育成することに注力。初等教育教員養成課程では、小学校教員に求められる幅広い知識・技能を。中等教育教員養成課程では、専攻する科目ごとの知識や教員としての資質を。特別支援教育教員養成課程では、障害を持つ子どもたち1人ひとりのニーズに応じた教育を行える高い指導力を…と、それぞれの分野のエキスパートを目指せる教育を行っています。

 


教員採用試験に合格した下田代 佐瑛さんと木村 一貴さん


 「他大学で教員を目指す場合、教職以外の講義も履修しなければならないので、アルバイトなど学外活動を通じて見聞を広げるのが難しいと思いました」(木村さん)、「私は最初から特別支援学校の教員を目指していましたが、他大学では3領域しか履修できないのに対して、福教大なら『視覚障害』や『聴覚障害』など5領域が取れるのが魅力でした」(下田代さん)と、木村さん、下田代さんの2人も、教員養成教育の専門性が“決め手”となって福教大を選んだそうです。

教育実習を通じて改善すべきポイントを模索

 『教師としての力』は、座学だけで修得できるものではありません。教育現場で通用する実力を養成するには、講義で身につけた基礎知識と技能を教育実習で実際に使ってみて、その手応えや反省点を基に改善すべきポイントを取り出したり、子どもたちへの伝え方に工夫を加えたりすることが重要です。

 教職課程を持つ多くの大学では、教育実習を体験できるチャンスは4年間のうち4週間ほどしかありません。その点、福教大の教育実習は、1年次の『体験実習』で教育者の視点を体験し、2年次の『観察参加』で3年生の本実習を観察した後に、『基礎実習』で授業改善のための方法を模索。3年次の『本実習』では、実際に教壇に立って実践的指導力の基礎を培い、4年次の『教育総合インターンシップ実習』で、教師としての資質及び力量をさらに高めるといった具合に、4年間にわたって段階的に、実践的な力を身につけられるよう配慮されています。

 「体験実習を経験して以降、自分なりに指導案を作ったり教材について研究したり、準備してきたつもりです。しかし3年次の本実習で、自分が想像していた以上に細かな工夫が必要なんだと痛感しました」「小学1年生の算数の授業を担当したんですが、低学年だと言葉を噛み砕きながら簡潔に言わなければ、伝わらない子がたくさんいることを知りました」と、下田代さん。

 


 

 木村さんの場合、塾講師のアルバイトをやっていたことから、「子どもの前で教えることにはそこそこ慣れていたので、本実習前には“イケるんじゃないかな”という自信がちょっとだけありました。実際、塾で使っていた教材を部分的に活用する指導案を提出したら、褒めていただけました」「ただ、実習終了後に担任の先生からダメ出しされる部分がたくさんあったほか、明らかに“授業が面白くない”という表情をしている子どももいて、知っていることだけやってもダメだということを思い知りました」。

 木村さん・下田代さんとも、『現場でなければ身につかないものがたくさんある』ということを、教育実習を通じて強く感じたようです。

自分自身を成長させるボランティア活動

 専門性が高く内容も充実したカリキュラムと、4年間にわたって実践力を高める教育実習。それらの体制に加え、大学をあげて取り組んでいる『ボランティアサポートシステム(UTEFVSS)』や、同じ目標を持つ学生同士の励まし合いとアドバイスも、同学ならではの“教育資源”と言えるでしょう。

 「夏休み期間中に行われる、肢体不自由児と学生とのボランティアイベントに毎年参加しました。介助が必要な子どもがたくさんいるのですが、食事の食べさせ方1つとっても、子どもの視界に入るように口元に運び、声かけしてあげないと、誤嚥の危険性がある…など、新しい学びがたくさんありました」と、下田代さん。その経験と知識は、彼女が特別支援教育に関わる教員になった後も活かされるはずです。

 

 

 一方、「塾講師のアルバイトを重視していたせいで、ボランティアにはほとんど参加していないんです」という木村さんも、「その分、同級生や先輩方と意見交換したり、アルバイト先で覚えたコツ…例えば、やる気が無さそうな子どもには身近な話題を振ってみて、そこから勉強に紐付けたりする方法を、教育実習で応用することができました」「逆に、教育実習でやったことを塾の授業でも応用してみて、子どもたちの反応を見てみるなど、アルバイト重視ながらも貴重な体験ができたと思います」。

 2017年秋、改正教育職員免許法が施行されたのに続き、20年度からは約10年ぶりに改訂された学習指導要領に基づいた授業が、まずは小学校から順次実施されていきます。教師に対して、これまで以上に広い知識・知見と応用力、社会全体を見渡せる能力が求められるようになったわけです。

 そんな中で木村さん・下田代さんは、「他の大学では学べないことが多く、実習の機会も多い分、教員を目指す気持ちが自ずと高まってきます。『教育』についてしっかり学びたいのならば、この大学を勧めたいです」(木村さん)、「同じ目標に向かって頑張っている学生ばかりが集まり、座学と実習、さらに色々なボランティアで見識を高められる福教大なら、楽しく充実した学生生活が送れます」(下田代さん)と、大学への進路選択中の後輩たちにエールを送っています。

 

<福岡教育大学>

 九州の教員養成拠点大学として、学校教育3課程(初等教育、中等教育、特別支援教育)を軸に、1年次から段階を踏んで深めていく教育実習や近隣市町村の学校などに出向くボランティア活動等を通じて、学校現場で高い実践力を発揮できる教員の養成に力を入れています。

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【西南学院大学】東南アジアとの“架け橋”になれる人材を新「特定学習プログラム」で育成

2021年1月15日(金)

 急速に進む国際化に対応すべく、2020年4月に新設された西南学院大学の「外国語学部」。単に「喋れる・言葉が判る」だけではなく、会話をする相手の気持ちまで理解できるレベルの語学力習得を目指す同学部に、21年4月から「ベトナム語プロフェッショナル養成プログラム(以下「ベトナム語講座」)」が開設されます。近年、日本で暮らすベトナム人が急増し、日本企業のベトナム進出も相次いでいることから、ベトナムと日本、ひいては東南アジア主要地域と日本との、“架け橋”になれる人材育成を目指すプログラムです。

福岡県内で暮らすベトナム人、10年間で27倍もの急増!!

 学科ごとの学びの枠を超えるため、1学部・2学科制だった文学部を改組し、1学部・1学科制に生まれ変わった同大の外国語学部。より高度な外国語教育の実践に向け、1年次から参加できる海外留学プログラムや、21ヵ国・81大学から受け入れた交換留学生とともに学べる学内環境、東京外国語大学との包括連携による国内留学制度など、様々な独自プログラムを展開中です。

 新たにスタートするベトナム語講座は、現在の「英語研究科目群」、「フランス語研究科目群」、「グローバルコミュニケーションスタディーズ科目群」の3領域に加え、「特定学習プログラム」という形式で実施する予定。つまり、どの科目群を中心に学んでいても、ベトナム語習得に関心があり、将来、自身のキャリアとして役立てたいと希望する学生であれば、通常の授業にプラスして受講できるシステムです。

 就業、あるいは留学などで日本国内に在住するベトナム人の数は、ここ10年の間に10倍以上に増加しました。西南学院大が立地する福岡県の場合は特に、“アジアからの玄関口”である空港と港湾を擁していることから、10年間で約27倍という突出した増加ぶりを示しています。福岡からベトナム市場に進出する企業も増えており、2019年末時点で、50社以上がベトナム国内に事業所を開設しているとのこと(九州経済調査協会調べ)。

 ところが、国内でベトナム語を学べる場所は非常に少なく、教育機関においても、体系立ったベトナム語の教育プログラムを提供しているのは、東京外語大などわずか数校。そのため、ベトナム語を専門にしている日本人通訳も少数で、在日ベトナム人がこれほど増えているにも関わらず、“言葉の壁”が原因となり、人的・物的・文化的交流が今ひとつ活性化していないのが実情です。

 「東京外語大との包括連携に向けた調整を図っていた頃から、同大教授・副学長で日本におけるベトナム語教育の第一人者でもある今井昭夫氏から、ベトナム語学習の必要性について情報交換をしていました」(伊藤彰浩外国語学部長)。さらに、九州の地場企業などで構成される「九州ベトナム友好協会」も、西南学院大に対してベトナム語教育の開始を要望。そうした社会的要請を受けて同大は、ベトナム語講座の開設を決定したわけです。

 

ベトナム語とともに多言語・多文化社会の歴史と現状も学ぶ

 ベトナム語講座の授業は、週1回ペースでスタートする予定。在福岡ベトナム領事館の通訳官、ベトナム政府首脳が参加する国際会議での通訳などの経歴を持つ秋葉亜子氏が、非常勤講師として教鞭を執ります。対面の授業に加え、東京外語大が自校学生向けにWeb上で公開しているベトナム語の学習コンテンツも、包括連携に基づいて利用できるようになりました。

 前述の通り、西南学院大外国語学部に所属する学生の目標は、「相手の気持ちまで理解できるレベルの語学力習得」。聞く・話す能力に加え、相手の考え方や価値観まで理解できなければ、「気持ちを理解」するのは困難です。そこで同大はベトナム語講座の開始に合わせ、前出の秋葉講師による「多言語社会論」という授業科目を新設。外国語学部の学生全員に受講を推奨する計画です。

 「ベトナムは多民族国家。日本とは異なる多言語・多文化社会の歴史と現状を知り、日本におけるベトナム人の就労問題なども知ることが、これからの『多文化共生社会』を生きていく上で重要だと考えています」(伊藤学部長)

 ちなみに福岡県は、10年以上前からベトナムの首都ハノイ市と姉妹都市提携を締結しており、福岡市立図書館は、ベトナム関連の映像資料などを国内で最も多く所蔵する機関です。「この地域に暮らしている若者たちが、ベトナムについて知らない、言葉も判らないというのは、勿体ないこと。ベトナム語講座の開設を機に、まずは本学の学生からベトナムに意識を向けてほしいと思います」(同)。2023年にわが国は、ベトナムとの外交関係樹立50周年を迎えます。同大のベトナム語講座開設は、まさに時宜にかなった取り組みと言えるでしょう。


伊藤彰浩外国語学部長


ベトナム語習得を希望する学生の「プラットフォーム」として

 日本で暮らすベトナム人の増加に伴い、残念ながらベトナム人による犯罪行為も、たびたび報道されるようになりました。「在日ベトナム人が犯罪に手を染めるのは、言葉が通じないばかりに劣悪な就労環境しか与えられない、ちょっとした相談ができる相手もいないという、いわゆる言葉の壁が一番の理由だと思われます。逆に言うと、会話が成立する環境を作れば犯罪抑止にもつながるかもしれないのです」(同)。

 そこで西南学院大は、ベトナム語講座と同じ「特定学習プログラム」の一環として、「日本語教員養成プログラム」を2022年4月からスタートさせる計画です。日本の学生たちの英語、フランス語、ベトナム語のスキルを高めつつ、留学生の日本語学習をサポートできる体制を整えて、双方向から言葉の壁を無くそうという取り組みです。同プログラムの“キー”となるのも、先述の「多言語社会論」。相手国の歴史・文化を理解することは、日本語を効果的に学ばせる上でも重要だからです。

 ベトナム語は、習得が難しい言語の1つと言われています。同大はベトナム語講座の開始後、まずは初級レベル(基本単語の理解と一般的な日常会話能力)の語学力習得を目指します。中級、上級レベルを目指す学生にはベトナムへの短期または長期留学の実現を支援します。

 在福ベトナム領事館も、同大のベトナム語教育を支援するため、交換留学制度が結べそうな同国内の大学を探してくれるとのこと。そうなれば、ベトナムからの留学生と同大外国語学部生たちとの、本格的な学内交流も進むでしょう。

 「ベトナム語講座開始後2~3年程度で、中級~上級レベルのベトナム語習得を目指す学生を10人程度育成し、ベトナムへの留学制度を早期に実現させたい。ベトナム語を学びたい学生のためのインフラを整備し、これからは本学が、ベトナム語習得を目指す学生のための“プラットフォーム”であらねばならないと考えています」(同)。

 

<西南学院大学>
  西南学院は、1916年、アメリカ人宣教師C.K.ドージャーによって創立され、「西南よ、キリストに忠実なれ」という遺訓は、西南学院の建学の精神として今日まで脈々と受け継がれています。現在、7学部13学科の文科系総合大学として、約8,400名の学生が学んでいます。
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【九州産業大学】九州のアスリートたちを支援する「スポーツ科学」の研究・実践拠点を目指して

2020年12月23日(水)

 九州産業大学は2020年11月、コカ・コーラボトラーズジャパンのラグビー部でありトップチャレンジリーグ加盟チームの「コカ・コーラレッドスパークス」との間に、共同研究契約(アドバイザリー契約)を締結しました。人間科学部スポーツ健康科学科の知見を活かして、レッドスパークスのチーム強化及び選手のレベルアップを図ると同時に、大学側は共同研究の過程で得られた各種データを、今後の研究活動や地元スポーツシーンの振興に活かす計画です。

最先端の解析・測定機器類をフル活用

 2018年4月、「人を支える人」の育成を目指す『人間科学部』を新設した九産大。公認心理師や保育士、保健体育教員などを目指す学生たちに専門的な学びの場を提供すると同時に、スポーツ科学の観点から、九州で活躍するアスリートを支援する活動を展開しています。

 今回のレッドスパークスとの共同研究契約も、その活動の一環。同大学は昨年、福岡市をホームタウンとするJリーグチーム「アビスパ福岡」と同様のアドバイザリー契約を締結していますが、ラグビーチームとの契約は、今回のレッドスパークスが初めてのこと。  トップリーグ及びトップチャレンジリーグのラグビーチームの中でも、チーム強化のために大学と契約した例は他にありません。チームにとってはもちろん、共同研究に携わる人間科学部の学生たちにとっても、新境地に向けた第一歩を踏み出したわけです。

 今後、同大学の新施設「大楠アリーナ2020」の解析・測定機器類をフル活用し、レッドスパークス選手の有酸素能力と無酸素パワー、間欠的パワーなど「生理学的測定」、最大筋力と体幹筋力、スピード筋力など「バイオメカニクス測定」を定期的に実施。得られたデータを基にスポーツ科学の視点から、チーム強化やチーム運営に有益と思われるアドバイスと、情報の提供を行います。

 レッドスパークス側も、同大から提供された測定データやアドバイスを活用しながら、トレーニングメニューなどの改善を図るほか、インターン受け入れによる学生キャリア支援、講演・研修等への参加協力を行います。

 スポーツ科学分野の最先端機器と施設を有する九産大だからこそ実現できる、アスリート支援の新しい形と言えるでしょう。

地域貢献にも配慮した「大楠アリーナ2020」

 トップアスリート支援の“拠点”となる大楠アリーナ2020は、今年春に竣工したばかりの複合スポーツ施設。


 メインフロアである2階アリーナは、公式バスケットボールコートが4面同時に設置できる西日本最大級の規模(3715㎡)を誇るほか、1階には各種競技の練習室として利用する9室の多目的室、アスリートの基礎体力向上とコンディション調整を図ることができる動作解析室、人体計測室、運動心理学実験室、スポーツ医学実験室、運動生理学実験室、バイオメカニクス実験室、フィットネススタジオなどを設置。3階にはストレングス&コンディショニングゾーン、ランニングコースなどが設置されています。


 2階アリーナは約5000人を収容できる大型ホールとして、同大学の学位授与式や入学式などでも利用するほか、地元スポーツチームなどにも開放し、地域スポーツ大会などを開催できる地域社会との連携拠点として活用。災害時に使用できる「かまどベンチ」「マンホールトイレ」などを施設周囲に設置し、自然災害の発災時には地域避難所として利用できるよう配慮している点も、同施設の特徴の1つです。

 共同研究契約の締結により、レッドスパークスの選手たちと同大トップアスリートスポーツ科学支援チームは今後、この施設を活用しながら、選手のパフォーマンス向上やスポーツ教育のレベル向上のための共同研究を推進します。

予備調査をベースに研究項目をグレードアップ

 共同研究契約の締結前、九産大とレッドスパークスは約2ヵ月間の「予備調査」を実施。体組成計を用いた骨格筋量や体脂肪率の測定、マルチジャンプテスタによるジャンプ力やバネ能力の計測、ラグビー日本代表チームも持久力テストとして実施しているBRONCO Test(20m・40m・60mシャトルラン)などを通じて、各選手のスポーツパフォーマンスを数値化する調査を行いました。

 共同研究スタートの記者発表に出席したレッドスパークスの向井昭吾部長兼監督は、「ラグビー選手は選手生命が短い。強いチームを作ることも大事ですが、『無事是名馬』と言われるように、怪我をしないことが何よりも重要です。選手育成を効率化しながら、怪我をしにくい・怪我をしても早期復帰できる身体づくりを進める上で、スポーツ科学を駆使することが非常に大切と考えています」「怪我をしにくい身体を作るためには、栄養と休息とトレーニングとのバランスを適正化せねばなりません。九州産業大学との共同研究を通じて、トレーニングとモニタリング、フィードバックを繰り返すことで、福岡発・日本一の育成型クラブを目指します」と宣言。

 同じく記者発表席上で、共同研究代表者である人間科学部の西薗秀嗣教授は、「中学校・高校の強豪チームを擁する福岡は、まさにラグビー王国。日本一のチームを地域で育成するとの想いを持って、今後の共同研究を進めます」「本学スポーツ健康科学科で教鞭を執る、スポーツ生理学やスポーツバイオメカニクスの専門家たちが、それぞれの専門領域の知見を活かしながら、選手の様々な動作の分析や測定、診断を行い、それらデータをどのように活かすかを模索します」など、今後の研究方針を発表しました。


 当面は、前述の予備調査メニューのデータ測定を継続しながら、各選手の特徴や身体の動かし方に合わせた新たな研究項目を設けていく計画。また、同大は研究によって得られる様々なデータを、他の地元スポーツチームへの提言・提案に応用するなど、地域密着型の活用法も検討する方針です。

<九州産業大学>
 

 九州産業大学は、人文・社会・理工・芸術系の学部を有する西日本有数の総合大学です。広大なキャンパスで、約10,000人の学生が学んでいます。“産業と大学は車の両輪のように一体となって時々の社会のニーズを満たすべきである”という建学の理想「産学一如」のもと、社会で活躍できる人材の育成に取り組んでいます。

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【純真学園大学】「AI時代」に活躍できる 医療人育成プログラムに着手

2020年9月3日(木)

 近年、様々な産業への導入が進んでいるAI(人工知能)。もちろん医療分野においても、AI導入による診療の効率化や診断の正確性向上、さらに遠隔医療への応用などが期待されています。そうした時流の中で純真学園大学は、医療分野ならではの事情を理解した上で臨床業務へのAI導入を図れるような、「医療に特化したAIジェネラリスト」を育成するプログラムをスタートさせました。

早くも「G検定」合格の学部生たちも

医療現場とAI技術者との「橋渡し役」が必要

 看護学科・放射線技術科学科・検査科学科・医療工学科の4学科を擁し、医療現場で活躍するスペシャリストを輩出し続けている純真学園大学。2011年の開学以来、地域医療の発展に寄与することを目指し、医療技術の修得を中心に「心を養う」ことや「感覚を磨く」ことにも注力しています。
 同大学が、AI関連の教育プログラムを本格的にスタートさせたのは、2020年4月から。4学科すべての希望者を対象とした「人工知能学」をカリキュラムに組み込み、初年度は希望者の中から選抜した15名が受講開始しました。新しい講義を立ち上げるにあたって、同大の担当教員たちもAI専門企業の研修を受け、学生たちへの適切な指導ポイントなどを学んだそうです。

 工業系の大学や専門学校などでは、AIに特化した講義を始める動きが盛んですが、医療系教育機関としては非常に先進的な取り組みと言えます。その狙いについて同大の村中 光副学長は、「臨床工学や放射線技師の分野では、AIやコンピュータに関する事柄の一部を学びますが、医学部や関連学部には、それらを本格的に学ぶ機会がほとんどありません。しかし、医療の特殊性を理解している人材でなければ、実効性の高いシステム導入は難しいのではないでしょうか」と指摘します。

 規格が統一されている工業製品などと異なり、年齢・性別はもちろん、病変が生じている箇所や症状の進行度、既往症や薬歴など、患者の状況は1人ひとり違っているのが当然。まさに十人十色、百人いれば百色の患者に対し、常に一定レベル以上のサービスを提供せねばならないのが、医療の難しさです。
 「医療現場を知らないAI技術者に、医療行為ならでは特殊性を“通訳”する、つまり、医療とAIとの『橋渡し』ができる人材を育てようというのが、AI関連教育を開始したきっかけです」(村中副学長)。初年度はまず、「人工知能学」をカリキュラムの中に入れ、受講生の中から、AIやディープラーニングに関する知識と理解度を認定する「G(ジ ェネラリスト)検定」合格者を出すことを目標にしました。

初年度受講生のうち8名がG検定に合格

 医療分野へのAI導入は、産業界でAIが話題になり始めたばかりの頃から試行が繰り返されています。特に、レントゲンやCT、MRIなどとAIとを組み合わせ、画像診断をより速く・正確に…という活用法は、いわゆる第3次AIブーム(2006年~)が始まる前から有力視されてきました。

 ただし前述のように、同じ疾患であっても患者の状態はそれぞれ異なっており、機器側の設定(レントゲン線量など)によっても、得られる画像のコンディションは変化します。そのため、AIに診断用画像を機械学習させる場合、1つひとつのデータに医学的な“見立て”を付加しておかないと、どれだけ多くのデータを読み込ませても診断精度は上がらないのです。
 「そこで本学の人工知能学講座では、一般の工学部とは少し異なる『医療に適応したディープラーニングやAIを学ぶ』という点に注力しました」「医療現場におけるAI活用法は、病気の診断や画像処理ばかりでなく、診断基準の作成や事務的処理、患者登録システムなど多岐にわたります。しかし、そのためのAI教育を実施しているところはほとんど無かった。だから本学がやろうと考えたのです」(副学長)。

 村中副学長はもちろん講義担当の教員たちも、「初年度ではあるものの、選抜した15名全員にG検定を取得してもらいたい」と、大いに意気込んでのスタートでした。その期待に応えて2020年7月、早くも受講生8名がG検定に合格!! そのうちの1人、医療工学科2年の脇坂 布紀さんは、人工知能学の講義を受け始めた当初、「専攻が工学系ですから、もともとAIには興味を持っていましたが、実際に講義を受けてみると意味が判らない概念が多くて戸惑いました。また、AIの仕組みだけではなく、その歴史や変遷の過程も覚えなければならないことに驚きました」との印象を持ったそう。


 同じく合格者の1人、放射線技術科学科2年の儀間 絢音さんも、「私の場合、大学入学後にPython(※)を使ったプログラミングを学ぶまでは、ICT系の勉強はほとんどやったことがありませんでした。だから、人工知能学で出てくる初見の単語や、説明されても意味が判らない内容を自分なりに咀嚼し、“自分の言葉”に変換して覚えるのが大変でした」と、受講の感想を語ります。

 G検定の試験を受けるには、AI関連の知識ばかりでなく、高等学校数学Cレベルの計算力や法律的な知識も、ある程度まで必要になります。ディープラーニングの活性化関数や学習率調整、AIを産業に応用する際の法的・倫理的問題などについて出題されるからです。脇坂さん、儀間さんとも自分なりに勉強法を工夫しながら、見事に検定合格の実績を勝ち取りました。
(※汎用プログラミング言語の1種。数値計算や数列・文字列検索など実務用プログラムのほか、機械学習用プログラムでも多用されている。)

基本理念にも結びつく、数々の先進的な取り組み

 純真大の「人工知能学」は、G検定合格を最終目標としているわけではありません。来年度以降は、受講者をさらに増やす計画であるのに加え、大学院における人工知能学関連講座の新設も前向きに検討。G検定よりさらにハードルが高い、「E資格」の取得を目指します。

「医療現場でAIに関する専門知識を持っている人材は、まだまだ少数。教育機関側に、AIをシステム的に学べる仕組みが無いからです。」(副学長)。だからこそ、まずはディープラーニングに関する広範な知識の中から、最適な判断ができる「ジェネラリスト」を、次いで、AIエンジニアに相応しい能力と医療知識とを有する「スペシャリスト」を育成し、AI時代に活躍できる医療人を育成する。それが延いては、地域医療の発展にも寄与する。そうした考えに基づくAI関連教育である点を、村中副学長は強調します。

 そんな大学側の意向は、受講した学生たちにも伝わっており、例えば儀間さんは、「人工知能学の先生から、『これからの時代の人々は、否応なく“AIを使う人間”と“使われる人間”とに分けられていく』と言われました。G検定に合格したことで、自分は“使う”側の人間になるきっかけを与えられたのだと自覚しています」「Pythonで作ったデータとAIを活用すれば、治療計画のフローチャートを作れそうだ…など、AIの活用法を自ら考える思考法が身についたように感じます」と、確かな手応えをつかんだ様子。
 同じく脇坂さんも、「臨床工学技士の仕事とAIとは、今後、切っても切れない関係になることは明らかです。臨床工学技士の仕事をAIが代わって行うようになったら、私はそれを管理する側になれるよう、今後も勉強を続けたいと思います」と、目標を語ってくれました。


 AI関連教育はもちろん、近年の医療現場では必須の「チーム医療」について、メディカル・ラーニング・センターを活用したシミュレーションを行ったり、今後さらに進むであろうグローバル化に対応すべく、「医学英語検定4級」取得を目指す授業を行ったりと、常に先進的な取り組みに挑戦中の純真学園大学。AIなど先端技術を駆使できる技能と、医療人に求められる人間としての温かみとを兼ね備えた人材が、これからも続々と誕生しそうです。

<純真学園大学>
 
 純真学園大学の雰囲気や施設、授業や実習の様子、そして入試情報などを紹介する動画特設サイトが新しく開設されました。2019年8月に完成した「Medical Learning Center」のカフェレストランや実習施設などを360度すべて見渡せるVR動画も準備しています。是非ご覧ください。
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【PR】純真学園大学

【福岡教育大学】「教員になりたい」を全力でサポート

2019年12月20日(金)

 学生の「教員になるという目標」の実現に向け、全力でバックアップする福岡教育大学。キャリア支援センターでは、教員採用試験のための特別講座や模擬試験、各自治体の教員採用担当者による学内説明会など、さまざまな取り組みを行っています。

充実したサポート体制

 福岡教育大学では、4年間にわたる系統的な教育実習の実施、学生ボランティア活動の推進、クラス担任制の導入、英語コミュニケーション能力の強化など、さまざまな取り組みにより学生の「教員になりたい」を後押ししています。
 それらの取り組みの中でもキャリア支援センターでは、面接指導のための面接室、教員採用に関する資料や過去問を豊富に取り揃えた資料コーナーなどを備え、専門のスタッフが対応。入学直後からバックアップする5人の就職支援アドバイザーは、小学校や中学校の校長経験を有する教育のスペシャリストです。

 当センターでは、教員採用試験に向けたきめ細かな相談に加え、教員採用試験情報の提供、教員採用試験に合格した4年生と交流することができる「先輩から学ぶ」講座など、1年を通じて学生をサポートしています。

 また、「教員採用試験のための特別講座」を通常の授業とは別に実施しており、2年生では教員採用試験に向けての情報収集と過去問分析、3年生では1次の筆記試験対策、4年生では面接や模擬授業などの2次試験対策を重点的に行うことで、連続発展的に学ぶことができる内容となっています。さらに、年4回の教員採用試験模擬試験の実施に加えて、各自治体の教員採用担当者による教員採用試験の学内説明会等を開催しています。

大学の目標である実践力を備えた質の高い教員の養成と教員就職率90%(臨時的任用含む)の実現に向けての取り組みが着々と進んでいます。

福岡教育大学

九州の教員養成拠点大学として、学校教育3課程(初等教育、中等教育、特別支援教育)を軸に、1年次から段階を踏んで深めていく教育実習や近隣市町村の学校などに出向くボランティア活動等を通じて、学校現場で高い実践力を発揮できる教員の養成に力を入れています。

〒811-4192
福岡県宗像市赤間文教町1-1
☎0940-35-1200(代表)

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【PR】国立大学法人 福岡教育大学

【学校法人福岡学園】口腔医学研究センターを開設

2019年12月20日(金)

 福岡学園(福岡歯科大学・福岡看護大学・福岡医療短期大学)は、2022年に創立50周年。グループ大学による口腔医学研究センター開設、訪問歯科センターを一つの歯科分野にするなどの取り組みを進めています。

「口腔医学」の共同研究組織が誕生

 福岡学園は、口腔の健康から全身の健康を守るという「口腔医学」の理念を全国で初めて提唱し、教育・臨床だけでなく研究にも力を入れています。グループ大学の共同研究組織として、「福岡歯科大学・福岡看護大学・福岡医療短期大学 口腔医学研究センター」を10月1日に開設。
 同研究センターは、これまでの先進的で独自性の高い研究活動を推進・拡充し、ブランディング強化を図るため、「常態系」「病態系」「再生系」「臨床歯学系」「医学系」の五つの口腔医学研究プラットフォームを構築しています。

 独自の先駆的研究に取り組むとともに相互の連携研究にも取り組み、国内外から認知される成果発表を目標としています。

 2017年秋に医科歯科総合病院に開設した「訪問歯科センター」は、救命救急病院から在宅まで、さまざまな場所で専門診療科と連携して質の高い医療を提供しています。その訪問歯科センターを10月から一つの歯科分野として確立し、超高齢社会に貢献できる歯科医師の育成に力を入れることにしました。

 2020年秋に開院予定の福岡歯科大学医科歯科総合病院の建て替え工事が1月から始まり、現在作業が続いています。新病院のコンセプトは「つなぐ」。つながりを意識し、楕円を組み合わせた新たなロゴマークが完成しました。「地域・社会とつなぐ」「教育・研究・臨床をつなぐ」「歯科と医科をつなぐ」「未来へとつなぐ」。この四つを念頭に、地域・社会と福岡学園グループの歯科大・看護大・医療短大・口腔医療センターが連携し、教育と研究・臨床が一体となり、「口腔医学」を実現する特徴ある大学病院を目指します。

学校法人福岡学園

自然豊かな郊外に位置し、天神や博多からも好アクセスでとても便利。キャンパス内には医科歯科総合病院や高齢者介護施設を併設し、学生実習の場として活用します。実習では歯科・看護の専門スタッフとしてチーム医療を担う上で必要な知識・技術を学びます。

〒814-0193
福岡県福岡市早良区田村2-15-1
☎092-801-0411

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【PR】学校法人福岡学園(福岡歯科大学・福岡看護大学・福岡医療短期大学)

【日本経済大学】個性と可能性を伸ばし夢の実現を支援

2019年12月20日(金)

 グローバルベースの連携を進め、多岐な分野での学生の海外活動を支援するなど、座学を超えたチャレンジの場づくりに取り組んでいます。

女子ラグビー部を始動

 日本チームの決勝トーナメント進出で感動の渦に巻き込んだ「ラグビーワールドカップ2019日本大会」。日本経済大学は注目される女子ラグビー部を創設。監督として淵上宗志氏を迎えました。

 福岡県出身の淵上氏は、佐賀工業高校時代に3年連続で全国大会に出場。関東学院大学では1年生からスタンドオフで活躍し、2年生と3年生で全国大学ラグビー選手権大会の連覇を達成。卒業後はコカ・コーラウエストジャパンでコカ・コーラレッドスパークスのトップリーグ昇格に貢献するとともに、日本代表にも選出された、日本でもトップクラスの指導者です。

 都築明寿香学長は「究極のチームスポーツであるラグビーを通じて、個々が限界を突破して可能性を発見していくには指導者の力が大きい」と語ります。淵上氏は経営学部の准教授として、リーダーシップについても教壇に立ちます。

 また、グローバルな舞台での提携を積極的に進め、世界の多様な国々との産官学連携プロジェクトや文化研修を実施しています。本年5月、IT先進国であるエストニアにてスタートアップ企業との経済交流に関する覚書締結には在学生も参画しました。


 英国やアメリカ、台湾、韓国への短期留学のほか、研修派遣を行っています。本学の特命教授でミャンマー内戦の停戦に貢献した井本勝幸教授が主導するタイ・ミャンマースタディーツアーが実施されました。
 このツアーには国際関係論を学ぶ3年生2名が参加。タイではチェンマイ大学とパヤップ大学の学生と交流を深めながら教育現場を視察し、ミャンマーでは難民帰還村や有機農場の視察を行いました。

 学生が世界の歴史や文化を学ぶ機会を得ることによって、グローバルでのチャレンジを支援する体制を強化しています。

日本経済大学

学生個々の無限の可能性とチャレンジ精神を支援し、グローバルを舞台に活躍できる人材育成に力を注いでいます。経済学部、経営学部の2学部を軸に、
・ グローバルビジネスコース(経営学部 グローバルビジネス学科)
・ 芸能マネジメントコース(経営学部 芸創プロデュース学科)
・ AI産業コース(経営学部 経営学科)
・ 社会起業家・事業承継コース(経営学部 経営学科)をはじめとした、
将来を見据えた多彩な6学科17コースを展開しています。

〒818-0197
福岡県太宰府市五条3-11-25
☎0120-293-822

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【PR】学校法人都築学園 日本経済大学

【久留米大学】「文医融合」の教育環境が可能性を広げる

2019年12月19日(木)

 医学部及び付属病院を持つ強みを生かした「文医融合」の教育を通じて、地域医療はもちろん、地域の経済・産業、文化にも貢献できる人材を育成する久留米大学。文系・医系の垣根を越えた学部横断的な学びが、在学生たちの可能性を大きく広げます。

充実した教育環境とサポート体制

 医学部以外にも、人間健康学部のスポーツ医科学科や総合子ども学科、文学部の心理学科や社会福祉学科など、『心身の健康』に深く関わる学問領域を擁する久留米大。スポーツトレーナーや保健体育教諭、保育士、公認心理士など、在学生たちが目指す職種はさまざまですが、いずれも人間の身体や心、発育・発達に関わる分野だけに、医学的な知識が重要です。

「単なる学問としてだけでなく、教育現場や医療現場、福祉施設等を訪問して心理士の仕事の一部を体験するなど、実践的に学べる点が久留米大の良さ。付属病院や先生方と密に連携しているので、学べる分野もより広くなります。また、伝統のある大学なので、国家資格取得に対するサポート体制も充実しています」と語る、文学部心理学科4年の曲渕翔さん。

医学部医学科3年の別府仙梨さんも、「久留米大医学部は、臨床医学の学びだけでなく、基礎医学の実践学習にも力を入れています。3年の夏に、国内外の研究室に入り、実際に研究に触れる「RMCP※」と呼ばれる独自のプログラムがあります。アットホームな雰囲気で、学生と先生方との距離も近い分、臨床現場のさまざまな情報を得られるのも久留米大の良さですね」と、『実践的な学び』と『相談しやすい教育環境』を実感しているそう。

「すこやかな『次代』と『人』を創る研究拠点大学」を目指す同大は、「THE世界大学ランキング2020」において国内の私立大学で5位(同位)にランクイン。今後も教育・研究のさらなる質の向上を目指し、さまざまな活動に取り組んでいきます。
※Research Mind Cultivation Program

久留米大学

2018年4月、創立90周年を迎えた久留米大学。 2017年4月、23年ぶりの新学部「人間健康学部」(総合子ども学科・スポーツ医科学科)を新設し、6学部13学科を擁する総合大学として、「実践的人材の育成」「地域文化への貢献」という大学理念の具現化のためにさらなる発展を目指します。

〒839-8502
福岡県久留米市御井町1635
☎0942-43-4411

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【純真学園大学】学園祭を通じて高まるプロ意識

2019年12月19日(木)

 臨床の現場で活躍する医療人を育成するための、4学科を擁する純真学園大学。その専門性を地域の健康づくりに役立てるため、学園祭では一般の方々が気軽に参加できる『健康フェスティバル』を開催しています。

「分かりやすさ」の重要性を実感

 参加者の方から「『この計測は何の役に立つの?』という質問が多かったです。説明をしながら、『分かりやすく伝える』ことの大切さを痛感しました」と語る、看護学科4年の日隈萌衣さん。同学科の前田小貴子さんも、「先生から『自分自身が理解していないと説明できない』と聞いていて、自分なりに説明を考えたのですが、確実に納得してもらうのはなかなか難しい」ことを実感したそう。

 2人は、先ごろ西鉄大橋駅前で開催された『健康フェスティバル』で、足指筋力測定のブースを担当しました。頸動脈エコーや肺活量、血管年齢、骨密度などの測定を、無料で実施する同イベント。足指筋力は、転びそうになった時にグッと踏みとどまる能力に直結するのですが、一般的な健診メニューではないので、計測の必要性が判らない参加者も多かったようです。

 「『退院支援業務』に関心があるのですが、患者さんだけでなくご家族も納得できるように説明するためのポイントを、もっと考えなきゃいけないと思いました」(前田さん)、「私は、祖父が透析治療を受けていたことなどから就職後も腎臓内科への配属を希望しています。長く付き合わねばならない治療ですから、臨床での声かけや看護を通じて、患者さんの人生にどう関わるべきかを考えるきっかけになりました」(日隈さん)。
福岡市及び近郊の総合病院から内定を受けている2人にとって、『健康フェスティバル』はプロ意識をさらに高める機会になったようです。

純真学園大学


 今年8月に新棟「Medical Learning Center」が完成。1Fにはカフェレストランがオープン!
 120名が一同に実習できる基礎看護実習室は、ベッドが32床、上部にテレビモニターを多数配置し、手順や手ほどき動画を見ながら、よりアクティブに学べる教育環境が整いました。

〒815-8510
福岡市南区筑紫丘1-1-1
☎092-554-1255

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