【九州大学】「将来設計」に向けた学びを実現

2019年12月20日(金)

 志望大学・学部を選択する際、「何を学び、自身の将来にどう生かすか」という観点が重要なのは言うまでもありません。『共創的課題解決力』育成を目指して開設された九大共創学部のこれまでの学びについて、先生および学生たちに尋ねました。

「基礎」の上に多彩な知識を


 ご家族の見舞いで病院に通ううちに、MRIで画像診断を行う放射線技師を目指そうと考え始めた豊田さん。「でも、臨床につくより、子どもでも怖くないようなMRIをデザインする方に関心が沸いてきて。同時に、小児科のプレイルームで遊べないような病気の子どもたちに、何かしてあげられる仕事もやってみたくなり」…と、色々な将来像を思い描くうち、自分で課題を見つけ、解決方法を学際的に学べる共創学部への進学を決めたそう。「現在は、子どもを取り巻く環境全般の改善に取り組みたいと考えています」

 一方、進路決定直前まで医学部を目指していた足立さんですが、「もっと大きな視点から、脳科学と工学、医学をミックスして、大勢の人を疾患から守れるような研究分野はないだろうかと考え始めました」。もともと、興味ある分野なら文系・理系を問わず学ぶタイプだったので、「学部の垣根を超えて学べる共創学部を選びました」

 このように、将来に向けた意志や熱意を持つ学生が集まる共創学部。仙田准教授も、「学生たちは、これまでに無い学びを期待して入学するのですから、我々も分野が異なる教員同士で話し合いながら、どんなものを提供できるかを真剣に考えています」「ただし大切なのは、学問の基礎。べースがしっかりしていなければ、その先にある課題の解決法を主体的に見つけられなくなるからです」(仙田准教授)。
豊田さん、足立さんとも「1年の時は『自分のやりたいこととは関係ない講義なのに…』と感じることもありましたが、最近は、色々な分野のことを学んでおかないと、その上には進めない。その多様性こそ共創学部」と感じるようになったそうです。

九州大学


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