【九州大学】“学びのポテンシャル”を重視

2019年7月17日(水)

 国際化・情報化の加速と、それに伴う社会構造の変革に対応するため、文部科学省が推進する「高大接続改革」。九州大学も入試制度の見直しを順次進めながら、点数だけでなく「学ぶ姿勢」を重視する体制に変わりつつあります。

点数だけを重視しない体制に

 従来の点数偏重型入試の弱点は、それぞれの受験生が持つ〝学びのポテンシャル〞を十分に評価できない点でした。「合格すること」だけが目標になり、入学後に九大で何を学び、自身の将来や社会のためにどう役立てるのか…という、本来の目的を見失ってしまう学生も少なからずいたようです。

 しかし、社会・経済を取り巻く環境が激変し、将来の予見が困難な現代、自ら課題を見つけ課題解決のための知識を求め、新たな価値を創造できる人材を育成することが大学の使命となってきました。

 本学は昨年度、文理融合型学部である「共創学部」の新設に合わせ、一般入試に加えAO入試、推薦入試、国際入試を開始。この他に、文学部では国際型AO入試、教育学部で国際入試を採用しました。令和2年度の入試からは医学部の一部学科・歯学部で、面接を導入するほか、同3年度入試からは経済学部や芸術工学部、医学部保健学科(看護学専攻)などでも「総合型選抜」・「学校推薦型選抜」の開始や増員を予定しています。

 その他の学部・学科においても入試方式の検討を進めており、学力テストだけでなく、小論文やプレゼンテーション、口頭試問など、各学部の学びの内容に応じた改革が実施される見通しです。学部の学びにマッチした「光るもの」がある受験生は、学力テストの点数を逆転して合格する可能性が高くなるわけです。多彩な学生が増えることで、学部における学生同士の切磋琢磨も、より活発になるものと期待しています。

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