【学校法人福岡学園】先進の新病院での実習が本格的に始動
2022年に創立50周年を迎える福岡学園は、医療・保健・福祉の総合学園として、福岡歯科大学、福岡看護大学、福岡医療短期大学などを擁しています。2020年9月29日に福岡歯科大学医科歯科総合病院の新病院を開院し、学生たちの実習も新病院で本格的に始まっています。
新病院での実習がスタート
歯科大学、看護大学、短期大学の学生の実習が新病院で本格的にスタート。学生は新しい病院での実習に緊張しながらもそれぞれの目標に向かって知識・技術の習得に励んでいます。新病院は診療スペースも広いことから、「先生の診療風景がより見学しやすくなりました」「先生に相談しやすい環境づくりがなされており、実習も快適に行えています」といった声も早速寄せられています。
福岡歯科大学に小児患者型ロボット導入
福岡歯科大学では、2013年に成人患者型ロボットを導入して以降、診療中に全身の状態が急変した際の対応実習を行っており、学生からも好評を得ています。その次のステップとして、2020年には小児患者型ロボットを導入。世界で初めてとなるロボットを利用した小児の危機管理実習がスタートしました。
今回導入した小児患者型ロボット「さくら」は、小児特有の診療拒否や歯科治療中に起こる体調不良、容態の急変を再現しており、学生は実際の訓練が難しい緊急時の対応を疑似体験することで、高度な臨床技能や問題解決能力を身につけることが可能になります。実習を終えた学生からは「目や手足が動くだけではなく、口や舌の動きも再現されていることでより実践的な実習になっています」という声が聞かれました。
「4つのつなぐ」で地域医療を担う新病院へ
実習施設の一つである福岡歯科大学医科歯科総合病院は、福岡歯科大学の開学にあたり、1972年6月に開設されました。歯科診療はもちろんのこと、内科、外科をはじめとした医科診療にも力を入れており、歯科医師、医師、看護師、歯科衛生士等、多職種が協力して患者さんの全身の健康に携わっています。
老朽化や大規模地震への対応に伴った建替え工事を2019年から進め、2020年9月29日に、子どもから高齢者まで幅広い人たちに対して良質で高度な医療を提供する大学病院として、また、かかりつけ医的な地域に頼られる地域医療センターの役割も担う病院として、新たに開院しました。
新病院のコンセプトは「地域・社会とつなぐ」、「教育・研究・臨床をつなぐ」、「医科と歯科をつなぐ」、「未来へとつなぐ」からなる「4つのつなぐ」。地域医療を担う大学病院として、さまざまな「つながり(連携)」を生み出す病院づくりを目指しています。
内観は、臨床・教育・研究をより活性化するために、エントランスホールは3層吹き抜けに仕上げており、3階のトップ部分に、デザイナーの角本丈治氏によるステンドグラスを設置しています。ステンドグラスは緑、青緑色を主体として、さまざまなテクスチャーのガラスに加え、立体的なプリズムガラスを組み込むことで、光を調整し、虹を表現しています。外からの光がステンドグラスを引き立たせ、癒やしの空間をつくりだしています。
歯科診療室の特色は、患者さんの入り口とは別に、歯科医師や臨床研修医、歯科衛生士、学生用の入り口が設けられていること。これにより、実習生が診療の見学や相談を気軽に行う事が出来る環境づくりを行っています。後方にはミーティングスペースがあり、素早い症例検討や打ち合わせができるように工夫されています。学生への臨床実習の効率的な指導や歯科医師の診療技術の向上など、教育面のみならず、臨床面でも更なる発展が見込まれます。
「噛むことから、要介護阻止へ、口腔の健康から、誤嚥性肺炎ゼロに」を目標に先進的な取り組みに挑戦し続ける福岡学園。多職種の協働を更に加速させ、安全・安心で高度な医療を提供できる医療人を育成していきます。
企画・制作/西日本新聞社メディアビジネス局
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