この春、歴史ある温泉と季節感あふれる景色が彩る雲仙へ。雲仙温泉 青雲荘

2022年1月25日(火)
雲仙 仁田峠のミヤマキリシマ

写真提供:(一社)長崎県観光連盟

この春、歴史ある温泉と季節感あふれる景色が彩る雲仙へ

 本格的な寒さが続き、家から出るのがおっくうな時期。そんな時こそ、ちょっと先取りして春のお出掛け計画を立ててみては。コロナ禍でマイカーを使っての旅行が多くなった今、お薦めしたい目的地が、長崎県の雲仙です。この春、雲仙天草国立公園内にあり、吉田松陰も訪れたという歴史ある温泉館のある宿がリニューアルオープンすると注目されています。

ロープウェーからパノラマ、温泉街には雲仙地獄

妙見岳山頂展望台

写真提供:(一社)長崎県観光連盟

 長崎県南部、島原半島の中心にある雲仙は1934年に日本最初の国立公園に指定された自然豊かなエリア。明治の頃は、外国人の避暑地として開かれた国際的な観光地です。普賢岳、国見岳、妙見岳など八つの山々を総称して雲仙岳といい、国立公園でもあることや、古くは修験の山だったこともあり、雄大な自然が大切に守られてきました。
植物の宝庫でもある雲仙の春を彩るのは、ツツジです。標高1080㍍の仁田峠から妙見岳山頂を結ぶ雲仙ロープウェーに乗れば、花の時季、山肌をピンクに染めるミヤマキリシマなどツツジの群落とともに島原湾を望むことができます。晴れて視界がよいときには、天草諸島や東シナ海といった大パノラマが眼下に広がり、圧巻のスケールです。
 橘湾のマグマ溜まりが元という雲仙地獄は、雲仙温泉街のメインスポットにあり、何度訪れても地球の湧き出すようなエネルギーを感じられる場所です。硫黄臭が漂い、湯煙に包まれた地獄一帯は遊歩道が整備され、最も噴気の激しい場所「大叫喚地獄」や、円すい形の小さな山がいくつも形成された「泥火山」など独特の景観を見ることができます。

雲仙地獄

写真提供:(一社)長崎県観光連盟

雲仙随一の湯量が自慢の「雲仙温泉 青雲荘」

青雲荘 源泉
そんな雲仙のもう一つの魅力が温泉です。かつて「温泉」と書いて「うんぜん」と読んでいたというほどなので、温泉好きなら一度は訪れたい場所。泉質は、高温高圧のガスと山からの地下水が混ざり合って生成された単純硫黄泉で、温泉街を歩くと硫黄の香りが漂い、旅情をそそります。
標高700mの国立公園内に位置する「雲仙温泉 青雲荘」は、自家所有の自噴源泉から温泉を引いており、毎日440㌧という雲仙随一の湯量を誇る宿です。最初は無色でも、空気に触れて酸化することで乳白色に変化をする温泉はPH4.3。化粧水や人の皮膚と同じ弱酸性の「美肌の湯」として知られています。
木々を眺め、せせらぎの音を耳にしながら入ることができる露天風呂、高い天井と大きな浴槽で開放感あふれる大浴場、子ども連れやコロナ禍でのニーズの多い貸し切り風呂などがあり、いずれも全て源泉掛け流し。24時間いずれかの風呂を利用できます。気の向くままに好きなときに何度でも、新鮮な温泉に入ることができるうれしい宿です。

露天風呂

お食事メニュー、大浴場などを一新して3月下旬、リニューアルオープン

青雲荘 料理2
 そんな「青雲荘」が、3月下旬にリニューアルオープン。島原半島の恵まれた風土で生まれた山海の幸など長崎県産の食材を使った新メニューを準備しています。客室は畳のくつろぎとベッドの快適さを併せ持った部屋などがあり、高齢の方や体の不自由な方も快適に過ごせます。軽食やお酒が楽しめる「レストランドアマリリス」もあります。料金は1泊朝食・夕食付きで平日は1万1500円~、休前日は1万3000円~。宴会場もあり、親族の会食など様々なご利用に対応できます。温泉は日帰り利用もでき、料金は大人880円、4歳から小学生までは440円。
※現在、リニューアルオープンに向けて準備中です。

湯治場の面影を残すレトロ感たっぷりの「小地獄温泉館」

小地獄温泉館・外観
「青雲荘」は現在、休館中ですが、外湯にあたる「小地獄温泉館」はオープンしています。雲仙地獄から車で5分ほどの落ち着いた場所にあり、雲仙特有の景観や歴史、文化を堪能できると、温泉ファンの間では知る人ぞ知る日帰り温泉です。湯治場として1731年に開かれ、幕末の偉人、吉田松陰も湯治に訪れたという歴史があります。 レトロ感のある八角形のドームを持つ木造の二つの湯小屋と「天然温泉」と書かれたのれんが目印。温泉館の裏には、所有する自家源泉があり、ここから湧き出た湯を40度~43度にして大浴場へ入れています。「春まで待てない」という方は、まずは、「小地獄温泉館」で温泉の恵みを堪能してみては。料金は大人460円、小学生以下230円(3歳以下は無料)。午前9時半~午後7時営業。

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企画・制作/西日本新聞社メディアビジネス局

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