宿坊 対馬 西山寺

 古く聖武天皇が全国66カ所に国分寺を創建の時に、大日如来を本尊として国分寺(島分寺)をこの地に建立したのが始まりとされる由緒ある寺院。その後、対馬の国司立野正岑の乱により国分寺が焼失してしまうが、翌二年国府嶽山麓に本尊大日如来を移し大日堂を建立。それを大日寺と称した。1512年、宗家十代貞国公の室を大日寺に祀るにあたり、その戒名西山寺殿心鏡妙照大姉に因み大日寺を改め、ここが西山寺(せいざんじ)と呼ばれるようになった。その後は対馬臨済宗の中本山となり、対朝鮮外交の専門機関である「以酊庵」と共に、朝鮮信使の接待や国書作成など対馬藩の日朝交渉の窓口としての役割りを担ってきた。
 そんな西山寺の宿坊としての魅力は、高台にあり対馬と本州の玄関口でもある厳原港を一望する眺望と、寺院ならではの静かな環境。客室は和室と洋室があり、WiFiも完備されているのでワーケーションの場としても使いやすい。また、座禅体験(500円)や写経体験(700円)といった体験も用意されている。※1泊朝食付き

対馬グランドホテル

 本館18部屋、別館5部屋の海を見渡せる素晴らしいロケーションで、別館は波の音まで心地よく聞こえるほど海に近い場所にある。対馬唯一の温泉付きホテルで、「海望の湯」は立ち寄りでも利用できる温泉施設。また、館内レストラン「レストラン漁火」では、豊かな自然に育まれた対馬の新鮮素材を贅沢に使用したメニューがラインナップする。さらに敷地内にはチャペルもあり、ウエディング利用も可能。さまざまな施設があり、シチュエーションに合わせて使えるのも魅力。

対馬で暮らすように過ごす
「農泊」という旅のスタイル

 農泊とは「農林漁業体験民宿」のことで、農山漁村での生活体験や農林漁業体験などを提供する民宿業のことです。 ホームステイ・ファームステイのようなもので、農林漁業者が自宅で観光客を受け入れる宿泊スタイル。 日常の作業を受け入れ家庭の家族と共に体験することで、地元の人と心からの交流をすることができます。

グリーン・ブルーツーリズム協会