【西日本工業大学】大学の知を生かして地域連携

2019年12月19日(木)

  西日本工業大学は「工学とデザイン」の分野を通じて、「自ら考え行動する技術者」の育成に取り組んでいます。さらに地域から必要とされる「知と地の創造拠点」を目指し、地域連携事業にも力を入れています。

3Dで菓子型を作製

 西日本工業大学の科学技術活動団体「3D造形部」は、福岡県苅田町の洋菓子工房トリオレからの依頼を受けてオリジナルの「クーボウクッキー型」を作成しました。これは同県行橋市出身で現在はスペイン・バルセロナで活躍する画家・九十九伸一氏の絵の世界を、クッキーにするという企画。

 同大学の地域・産学連携センターに相談があったことから、3D-CADの技術を学ぶ学生が所属する「3D造形部」が担当しました。「大学で学んでいる設計の技術が、食の分野にも活用できることが分かりました」と型の作成に携わった工学部総合システム工学科機械工学系3年生の吉田雪華さん。トリオレでは、7月中旬に6種類全ての型のクッキーが焼き上がりました。

 このほか、同工学科電気情報工学系の武村泰範准教授と研究室の学生が、「ネジチョコ」などの製造販売をしているグランダジュール(北九州市小倉南区)と連携。トイレ型のチョコレート菓子「トイレットショコラ」の型を3Dプリンターで作成しています。

 北九州市が主催する女子中学生を対象にした仕事体験プログラム「リケ女部!」。今年度は企業や大学などで10のプログラムが用意されました。西日本工業大学は、夏休みに小倉キャンパスで実施し、工学部の鷹尾良行教授と「3D造形部」のメンバー5人が講師を務めました。
 参加した中学生13人は3D-CADソフトの使い方を教わりながら、約6センチサイズのオリジナルキーホルダーを設計。3時間に及ぶ講座終了時には、全員が3Dプリンターで出力できる状態まで作品を仕上げました。

西日本工業大学


  1967年、「人を育て技術を拓く」をモットーに、苅田町に工学部を開設。2006年に北九州市にデザイン学部を開設しました。「工学」と「デザイン」を融合させた教育、研究を推進し「地域社会から求められる就業力を備え、総合的な課題解決を行える人材」の育成に取り組んでいます。

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