専門ドクターに聞く【足と心臓血管クリニック】足と心臓を結ぶ血管の働き

2019年9月29日(日)

足と心臓を結ぶ血管の働きについて【足と心臓血管クリニック】竹内 一馬 先生にお話を伺いました。

竹内一馬先生

年齢とともに衰える血管。心臓から足先まで全身を巡る血液が健康を支えます。

脳梗塞、心筋梗塞…血管が詰まり重篤な疾患が

人間の全身にくまなく流れている血液を運ぶ道である血管は、生命を健やかに維持するために欠かせない器官です。この血管に老廃物が詰まるなど、なんらかのダメージが起こることでさまざまな疾患を引き起こします。

例えば、 脳の血管が詰まれば「脳梗塞」、心臓の血管に異常が起これば「心筋梗塞」、足にできた血栓が肺に運ばれて詰まる疾患は「エコノミークラス症候群」と呼ばれています。どれもよく耳にし、後遺症の心配だけでなく命の危険もある病気ばかりで、いかに血管を健康に保つことが重要であると分かるのではないでしょうか。

血管は年齢とともに硬くもろくなります。古い輪ゴムを思い浮かべると分かりやすいかもしれません。血管の劣化の原因は加齢だけではなく、喫煙や肥満、高血圧や糖尿病、脂質異常症、さらに遺伝性なども考えられます。

血液が全身を巡るためには足の筋肉が必要不可欠

その血管を通じ、血液を全身に送るのが心臓です。心臓の機能は「ポンプ」として動脈へ送り出すことです。つまり、足先まで行った血液が静脈に乗って心臓に戻ってくるまでは足の筋力が必要です。血液は勝手にぐるぐる全身を巡っているわけではありません。足を動かさないと血液は滞り、むくみから血栓症まで引き起こしてしまうのです。だからこそ「足は第二の心臓」であり、密接な関係を持つ足と心臓を同時に診られる当院のような診療スタイルが必要だと考えています。

足の冷えやむくみ、歩くと足が痛むなどの違和感があれば、そこから何か隠れている疾患が見つかるかもしれません。血管年齢を計測し、生活指導を行い、症状によって内服薬などの処方で解決することも。気になったら早めに診察を受けてみましょう。

 

セルフチェック!

□ しびれる
□ むくんでいる
□ 感覚が鈍い
□ 足が冷たい
□ 炎症がある
□ 歩くと痛む
□ 足の色が悪い
□ 傷が治りにくい
□ 指や爪が変形している
□ じっとしていても痛む

気になる足の症状があれば受診をおすすめします。

竹内一馬先生

六本松 足と心臓血管クリニック:竹内 一馬 先生

京都府出身。福岡大学医学部卒業。同医学部心臓血管外科講師、那珂川病院血管外科部長などを経て2018 年「六本松 足と心臓血管クリニック」を開業。NPO 法人「足もと健康サポートねっと」 代表。健康は足元から、をモットーとした質の高い診療とケアが評判。

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専門ドクターに聞く【よつばの杜クリニック】子どものスキンケア

2019年9月29日(日)

子どものスキンケアについて【よつばの杜クリニック】伊藤 さおり 先生にお話を伺いました。

伊藤さおり先生

ベビーや子どもの皮膚はとても敏感。正しい洗浄と、正しい保湿を。

バリア機能が未熟で乾燥しがちな子どもの肌

赤ちゃんの皮膚はとても薄く、大人の皮膚の半分ほどの厚みしかありません。ですから、刺激に弱くてとても敏感です。水分も蒸発しやすいため、気温や湿度、汗、服との摩擦といった刺激を受けると、容易に乾燥が進んでしまいます。

また、生後3ヵ月過ぎから思春期までは皮脂もほとんど分泌されないので、外界の刺激から肌を守るバリア機能もうまく働きません。そのため子どもは皮膚に湿疹が出やすく、感染性の皮膚病にもかかりやすい傾向が見られます。

子どもの肌の乾燥を食い止め、病気を防ぐためには、子どもの皮膚の特性に合わせたスキンケアを習慣づけることが大切です。

「洗う・拭く・保湿」が子どものスキンケアの基本

子どものスキンケアでは、きれいに洗って拭き、しっかり保湿するという3ステップが基本となります。日中は紫外線ケアも大切です。ケアは四季を問わず毎日行うように習慣づけましょう。

体を洗う際には、洗浄料をよく泡だてて、やさしく洗いましょう。手首など皮膚が重なった部分の洗い残しに注意が必要です。流したあとも、くびれた部分に水分が残らないようしっかりと拭きます。

保湿は素早く。耳などにも塗り残しがないように気をつけてください。保湿剤は軟膏タイプの場合、手のひら2枚分の面積に対して1FTU (ワンフィンガーチップユニット」、人差し指の先から第一関節まで出した量が適量だとされています。乳液タイプの場合も、説明書に沿って使いましょう。

子どもに使う洗浄料、保湿剤、日焼け止めなどは敏感肌用のものや、子ども用のものを選ぶようにすれば、市販のもので構いません。まず保護者が自分の肌に使ってみて、使い心地や性能を試してくださいね。

こんな時はすぐ相談を!

日頃のスキンケアが肝心です。ケアをしてもカサカサが治まらない、じゅくじゅくとした汁が出るなどのトラブルがあれば、クリニックにご相談ください。アトピー性皮膚炎が判明した場合は塗り薬や飲み薬を用いて治療に当たることになります。

伊藤 さおり 先生

よつばの杜クリニック:伊藤 さおり 先生

熊本大学医学部医学科卒業。九州大学皮膚科入局後、九州大学病院にて研修。大分赤十字病院、佐賀県立病院好生館、飯塚市立病院などに勤務後、九州大学病院皮膚科外来医長、原土井病院美容皮膚科部長を経て現職。

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専門ドクターに聞く【松坂クリニック】お腹の不調

2019年9月28日(土)

お腹の不調について【松坂クリニック】松坂 紀幸 先生にお話を伺いました。

松坂 紀幸 先生

ある日突然出血したら…。実際に見ることのできない器官をしっかり診る。内視鏡検査で早期発見。

出血は体からのSOSサイン。まず内視鏡医の診断を

それぞれです。例えば、炎症性ならウイルスや細菌感染、隠れた腫瘍の影響などが考えられます。辛いものなど刺激性の食物、薬剤性の場合は抗生剤や胃酸を抑える薬の副作用などでお腹を壊す方もいらっしゃいます。他にもストレスからくる過敏性大腸炎などの下痢、生活習慣が積み重なって起こるひどい便秘なども考えられます。遺伝性や環境の変化など原因はさまざま。お腹を壊すと肛門などにも影響がありますが、日本人に痔の症状が多いのも関係があるかもしれませんね。

多くの方はお腹の不調や出血(下血や吐血)が不安になり、来院されます。内視鏡クリニックの患者さんは男性が多いようですが、当院は女性医師もいるためか男女比率はほぼ同じです。

まず、来院されたらはじめに問診です。生活習慣や数日の食事内容など細かく聞き取り、触診や聴診を行います。その後必要に応じて血液検査をし、絶食して来られた方はその日に内視鏡検査が可能です。不安で来られた方は、一刻も早く原因を知りたいものです。安心していただくためにも、なるべく当日検査ができるように対応します。病理検査が必要なものに関しては後日また来院していただきます。

見えない病変を可視化。早期発見がキーワード

内視鏡には、胃や十二指腸を見る「上部消化管内視鏡」と、大腸カメラといわれる「下部消化管内視鏡」があります。カメラはずいぶん進化し、小型化しています。昔、胃カメラを飲んで苦しかったからと躊躇される方も多いのですが、今は直径10㎜以下のコンパクトサイズです。希望があれば麻酔を使いますので、痛みや違和感を感じることなく、寝ている間に検査することができます。

大腸カメラの場合、時間をかけて薬を飲むなど一日かけての検査になるので、そこは余裕を持った検査の計画を立てましょう。

内視鏡検査以外にバリウム検査もありますが、当院では行っていません。バリウム検査は影を見る検査です。影しか見えないので診断が難しく、早期発見には向いていません。内視鏡は見えないところを可視化するもので、大腸なら検査と治療を同時に行うことも可能です。見えない場所だからこそ病気の早期発見に繋がります。

軽度であれば薬物治療。状況に合わせて外科的手術や負担の少ない内科的手術も。

内視鏡による手術で合併症などのリスクが低減

内視鏡検査では、早期のがんやポリープなどを早期発見することができます。大腸がんの原因のほとんどは大腸ポリープです。そのため早期に大腸ポリープを発見し切除することは直接大腸がんの予防につながります。微細な病変でも確認できればすぐに治療へ進むことができます。特に、早期に見つけるべきは食道がんです。早期食道がんは、とても分かりづらく早期発見が難しいといわれています。食堂壁は薄いので少しでも進行すると外科的手術になります。外科手術となると手術時間は12時間ほどもかかり、難易度が高く手術中に亡くなるというケースもあります。

しかし、内視鏡によって早期に見つかればESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)による治療が可能です。これは、内視鏡検査で消化管の内腔から、粘膜層を含めた粘膜下層までの病変を一括切除できる手法です。クリニックが外来でESDを行うところは数少ないようです。だからこそ当院は、そこに力を入れています。

早期発見することで、手術が日帰りで済み、合併症のリスクも減らせます。まさに内視鏡検査だからこそできることです。

特に病状がなくても内視鏡検査の経験がない方は検査を受けてみてください。消化器関係のがんは静かに進むことが多く、痛みも出血もないからと、のんびり構えていると手遅れになります。早期発見こそ、健康的に年を重ねるためのキーワードかもしれません。少しでも痛みのないレベルの高い検査ができるように努めることが我々消化器内科の使命だと思っています。

胃がん危険度チェック

□ 胸やけや胃のもたれ、吐き気がある
□ 食欲がなく、体重が減った
□ みぞおちのあたりに痛みがある
□ 下痢や便秘がよく起こる
□ 胃が張ったような感じがする
□ 全身がだるい
□ 貧血がある
□ 真っ黒な便(タール便)が出る
□ 腹部にしこりがある
□ 喫煙者である
□ お酒を飲むと赤くなる
□ 血縁者に胃がんになった人がいる
□ のどに違和感がある

↑3つ以上チェックがついた方は「胃カメラ(内視鏡)検査」をおすすめします。

松坂 紀幸 先生

松坂クリニック:松坂 紀幸 先生

福岡県出身。福岡大学医学部卒業、九州大学第二内科入局。浜の町病院、千早病院勤務などを経て2015 年「香椎胃腸科医院」副院長、同年9 月院長就任。2017 年「松坂クリニック」と改称。高い技術とぬくもりの共存がモットー。

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専門ドクターに聞く【諸岡整形外科病院・クリニック】膝関節の痛み

2019年9月28日(土)

膝関節の痛みについて【諸岡整形外科病院・クリニック】諸岡 孝明 先生にお話を伺いました。

諸岡 孝明 先生

「動ける」という喜びをいつまでも。関節痛を和らげ、楽しい人生を過ごしましょう。

多くの方が罹患する「変形性膝関節症」軟骨がすり減り、痛みが発症

膝の軟骨がすり減る変形性ひざ関節症は、初期は自覚症状があまりありませんが、進行すると動くときの痛みが出たり膝の曲がりが悪くなったりします。重度の方は夜間安静時にも痛みを感じることがあります。

中高年になると、明らかなきっかけがなくても「半月板」という骨と骨との隙間のクッションが断裂し、痛みの原因となったり軟骨すり減りの誘因となったりします。他にも骨壊死、関節リウマチなど多くの膝関節痛をきたす病気があるため、まず、しっかりと診察、検査し、診断を確定させることが大切です。

すり減った軟骨を元に戻すことは困難ですので、すり減っていても痛みが出ず生活制限の原因とならないことを目指し治療します。

自己管理から服薬、リハビリ、手術まで、患者さんの病状、ご希望に合った幅広い治療を。

まず、負担の軽い治療から行うことが原則です。症状が軽い方は、適切な運動、減量など自己管理で対処できることもあります。痛みをご自分でコントロールできない時は鎮痛薬を使用したり、ヒアルロン酸の関節内注入を行ったり、理学療法士によるリハビリを行ったりします。

それでも痛みが続くときは手術を行います。関節鏡手術は、断裂して引っかかっている半月板を切除するという比較的侵襲が少ない方法です。骨切り術という手術は、過度なO脚やX脚を矯正することで負荷を軽減させ痛みを緩和します。スポーツや重労働を行う方に向いています。人工関節置換術という関節表面を人工物で覆う手術は、軟骨の消失や変形が著しい方にも適応となります。

病気の性質や程度を適切に理解し、仕事、趣味、居住環境などに合った治療を選んでいただくことが大切です。皆様ができるだけ好きなことをして人生を楽しく過ごせるよう、お手伝いをさせていただきたいと思います。

専門医による安心の治療体制

併設した専門病院だからこその安心の治療体制。最新の医療設備や多くの手術症例、特に人工膝関節置換術に関しては評価も高く、入院・リハビリまで万全のケア体制が魅力。

諸岡 孝明 先生
諸岡整形外科病院・クリニック:諸岡 孝明 先生

福岡県出身。九州大学医学部卒業。同整形外科入局。米フロリダ大学、九州大学整形外科勤務などをへて現在、諸岡整形外科副理事長。病院全体が年間に手がける整形外科手術は800 例を超える。日本リウマチ学会認定指導医。日本体育協会スポーツドクター。日本整形外科学会専門医。

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専門ドクターに聞く【もりや耳鼻咽喉科】耳鳴り

2019年9月28日(土)

耳鳴りについて【もりや耳鼻咽喉科】守谷 啓司 先生にお話を伺いました。

守谷啓司先生

自分だけに聞こえる耳鳴り。生活に支障がないよう気にならなくさせるために。

耳鳴りは症状であり、病気ではありません。

耳鳴りとは、外からの音の刺激がないのに、耳の中で感じる音のことで、それが気になって仕方ないというものです。

原因の多くは加齢による内耳の変化で、50歳以上の方の10〜20%には耳鳴りがあるといわれています。内耳から脳神経に繋がり、音を認知する機能が徐々に変化することで耳鳴りを感じます。また、耳の怪我や疾患、音による刺激なども原因になります。ほかにはストレスによる自律神経失調症からの耳鳴りで、これは20代や30代など若い世代に多く見られます。時には脳や耳の疾患が隠れている場合もあります。

耳鳴りの治療は、苦痛度(ストレス)を減らして、雑音に振り回されない生活を送れるようにすることが目標です。

雑音を「気にしないようになる」音響を使った心理療法

治療は、耳鳴りによる脳への刺激を減らすことになります。TRT(耳鳴り再訓練療法)と呼ばれる音響を使った治療法で、ノイズジェネレーターもしくは補聴器を使います。いかに耳鳴りを意識しないようにするかという心理療法です。ノイズジェネレーターや補聴器は気軽に使い続けることができます。当院は、漢方などの内服治療も対応しています。

耳鳴りは本人以外、他者には聞くことのできない音です。誰も分かってくれないとあきらめることなく、一度ぜひ耳鼻科医に気軽に相談してください。生活の質を高める治療に一緒に取り組みましょう。

こんな時はすぐ相談を!

治療に使うノイズジェネレーターもしくは補聴器は購入すると高額なので、当補聴器クリニックの患者さんはほとんどがレンタルから始めます。見た目も小さく、慣れるとほとんど気にならないサイズなので、ぜひ一度装着感を試し、治療を検討してみてください。

守谷 啓司 先生

もりや耳鼻咽喉科:守谷 啓司 先生

福岡県出身。山口大学医学部卒業。同医学部附属病院、JA 山口厚生連長門総合病院耳鼻咽喉科、国立小倉病院耳鼻咽喉科医長などを経て1998年「もりや耳鼻咽喉科」開業。来院が困難な方への往診も積極的に行っている。

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専門ドクターに聞く【坂口耳鼻咽喉科】蓄膿症(副鼻腔炎)

2019年9月28日(土)

蓄膿症(副鼻腔炎)について【坂口耳鼻咽喉科】喜瀬 祥啓 先生にお話を伺いました。

喜瀬 祥啓 先生

風邪がなかなか治らない、ドロドロの鼻水が出る、顔が痛む。そんなときは早めに耳鼻科へ。

蓄膿症( 副鼻腔炎) とは?代表的な症状は?

「蓄膿症」と呼ばれる疾患は、正式な病名を「副鼻腔炎」といい、顔の奥にある副鼻腔という場所に炎症が起こり膿が溜まっている状態のことを指します。

副鼻腔は、頬や目、おでこの奥などに存在しています。鼻腔とつながっていますが、入口が非常に狭いため鼻水などで詰まりやすく、いったん詰まってしまうと中にどんどん膿が溜まってしまいます。

副鼻腔炎はウイルスや細菌が原因で起こることが多く、はじめは粘っこい鼻水が出たり、鼻が詰まったりといった症状から始まり、進行すると頬やおでこの痛み、発熱を伴うこともあります。初期症状時に抗生剤などで適切な治療を受ければ、1〜2週間程度で治っていくケースがほとんどです。

初期(急性期)のうちに受診しておかないと、治りにくくなる場合があります。改善が見られずに3ヵ月以上続いてしまうと、「慢性副鼻腔炎」として症状が長期化する傾向が見られます。

近年は、難治性の好酸球性副鼻腔炎が増加

気をつけていても、慢性副鼻腔炎になりやすいタイプの方もいらっしゃいます。一つは骨格の問題で、例えば、両方の鼻の穴を隔てる「鼻中隔」が大きく曲がっている方や、副鼻腔の入口がつまりやすい方などは、慢性化する頻度が高くなります。

アレルギー体質だと粘膜が腫れぼったくなりますので、春先には季節性アレルギーがきっかけで副鼻腔炎になった方がよくいらっしゃいます。この場合、同じ症状を何度も繰り返したり、治療をしてもなかなか治らないケースが多いですね。

また、2000年以降は「好酸球性副鼻腔炎」という難治性の副鼻腔炎も増加しています。これは原因は特定されてはいないものの、アレルギー体質や喘息との関連も指摘されるタイプの副鼻腔炎で、ポリープができやすいことも特徴です。通常の慢性副鼻腔炎の薬に抵抗性があり再発を繰り返すため、国の難病にも指定されている、大変悩みの深い病気です。

「蓄膿症の手術はつらい」はもはや過去の話。現在の手術では患者さんの負担は最小限で済みます。

副鼻腔炎の治療法は?服薬で治るのでしょうか

副鼻腔炎の治療にあたっては、一般的に抗生剤と症状に合わせた痛み止めなどの薬を使いながら進めていくことになります。急性期のうちは治りやすく、中でも子どもの場合は早めに治る傾向があります。

しかし、急性期であっても激しい症状が出ることもあります。頬やおでこがパンパンに腫れたり、副鼻腔以外にも炎症が及んで目が真っ赤に充血したりというケースも見られます。非常に稀ではありますが、炎症が脳にまで波及する例もあり、その場合は緊急入院と抗生剤の投与・手術が必要です。

副鼻腔炎かなと思ったら、まず早めの受診と治療で慢性化・重症化を防ぐことが大切です。また、副鼻腔炎のほとんどは風邪の症状から始まるため、体調の悪いときには無理をせずしっかり休養をとるようにしましょう。

なかなか治らない場合には手術という手立ても

副鼻腔炎が慢性化してしまい、なかなか治らない場合には副鼻腔を解放し、膿がたまらないようにする手術が有効です。特殊な手術ではなく身近なもので、当院でも年間1000例以上の手術を行っています。全身麻酔を使うため基本的に1〜2泊の入院が必要ですが、日帰りでも受けることができます。

鼻の手術は苦しいといわれるため、心理的な抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。確かにひと昔前の術式では歯の根っこを切開していたため腫れがひどく、回復にも時間がかかっていました。しかし、今は鼻からの内視鏡で全てが済むので必要最小限の負担で最大の成果が得られます。

手術を受けることで、これから先の長い苦しみから解放されるというメリットは大きなものです。

症状Check

初期にはただの風邪として済ませてしまうようなケースが多いのですが、特徴である「顔の痛み」が出たら要注意。頭が
痛いように感じる場合もあります。また、鼻詰まりに伴う味覚・嗅覚の障害症状にも気をつけましょう。症状に気づいたら早めの受診を。

□風邪が2週間以上、治らない
□ドロッとした鼻水が出る
□最近、ニオイがわからなくなった
□食べ物の味がハッキリしない
□常に気になるニオイを感じる
□ほっぺたの奥に痛みがある
□目やおでこの奥の方に痛みがある
□後頭部に痛みを感じる

喜瀬 祥啓 先生

坂口耳鼻咽喉科:喜瀬 祥啓 先生

産業医科大学医学部卒業。同大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科入局後、九州労災病院勤務を経て、産業医科大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科助教。現在は鼻の疾患の専門医として、坂口耳鼻咽喉科で診療に当たる。

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専門ドクターに聞く【大原ちか眼科】アレルギー性結膜炎

2019年9月28日(土)

アレルギー性結膜炎について【大原ちか眼科】大原 千佳 先生にお話を伺いました。

大原ちか先生

花粉の季節は、もうすぐそこ。アレルギーの検査や治療は眼科でも受けられます

どうにかしたい眼のかゆみ、まずは眼科で診察を

アレルギー性結膜炎には季節性のものと通年性のものがあり、どちらも眼のかゆみ、充血が主症状です。季節性のものはスギやヒノキの花粉が原因であることが多く、特定の時期にだけ症状が現れます。一方、通年性の場合、ダニなどに原因があることが多いですね。

アレルギー対策の市販薬もいろいろと出ていますが、自己判断での安易な利用は注意が必要です。カップ型の洗眼剤は、使用すると肌の汚れが目に入ってしまいます。市販の目薬も、効かない場合に点眼回数を増やしすぎると、涙に含まれる有効成分まで奪われてしまいますので、処方される点眼薬で適切な治療をおすすめします。いずれにしても、何か症状があればまずは眼科へご相談ください。

自分に合った方法でアレルギーに向き合う

アレルギー性結膜炎の治療では抗アレルギー薬を使った対症療法がメインになります。季節性のものに関しては、花粉の飛散が始まる2週間ほど前から点眼や服用を始めると、症状をかなり抑えることができます。今年の花粉飛散量は多いとの予測もありますので、心配な方は早めのご相談をおすすめします。

当院では、対症療法に加え、アレルギー自体を改善する根本療法を選ぶこともできます。その一つがアレルギー治療薬「ヒスタグロビン」を用いる方法です。週1,2回ずつ回注射することで、有効率は約50〜70%に及びます。

スギ花粉やダニに起因するアレルギーに対しては、治療薬を舌の下に置く形で服用する「舌下療法」も有効で、続けることでアレルギーの改善が期待できます。

このように、さまざまな治療法がありますが、まずは原因を特定し医師と相談のうえで、ご自身に合った治療法を選んでくださいね。

こんな時にはすぐ相談を!

眼には自覚症状を感じにくい疾患が 眼科専門医多いので、気づいたときにはかなり進行しているケースも稀ではありません。異常を感じたときにはもちろん、特に自覚症状がなくても年に一度は眼科を訪れるようにしましょう。一緒に老眼の具合や眼鏡のチェックなど済ませると安心です。

大原ちか先生

大原ちか眼科:大原 千佳 先生

東京都出身。東京女子医科大学卒業後、東京大学眼科学教室入局。東京大学付属病院分院、日本医科大学付属病院などの勤務を経て吉祥寺南町眼科院長を務める。2012 年、母の郷里である福岡へ移住し大原ちか眼科開院。

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専門ドクターに聞く【福田眼科病院】網膜剥離

2019年9月28日(土)

網膜剥離について【福田眼科病院】江島 哲至 先生にお話を伺いました。

江島 哲至 先生

網膜剥離は放置すると失明に至る病。飛蚊症や光視症に気づいたら、すぐに病院にご相談ください。

予防法がない網膜剥離。早期発見が大切です

網膜はカメラでいうとフィルム部分にあたる膜で、眼底にあり視神経に直接つながっています。その網膜が内側に剥がれ、落ちてしまった状態が網膜剥離です。

原因は3つありますが、最も一般的なものは、網膜に破れめができて起こる裂孔原性の網膜剥離です。これになりやすいのは、強度近視の方や、ご家族に網膜剥離の病歴があるような方です。また、20代後半と60代に発症することが多いので、該当
する年代の方も要注意です。

網膜剥離は生理的な要因で起こる場合がほとんどで、気をつけようがなく、無症状のまま進行するケースも多い病気です。自覚できる初期症状としては、目の前にゴミのようなものが見える「飛蚊症」や、キラッとした光が見える「光視症」があります。こうした症状があれば眼底検査を受けるようにしましょう。裂孔が開いているだけの初期段階であれば、レーザー治療をすることができます。進行するとやがて視野欠損や視力の低下が現れはじめ、そのまま手術をせず放置すると失明に至ることも
あります。

進行すればするほど、手術も難しくなります

網膜剥離の手術には、目の中から処置を行う「硝子体手術」と、外側から当て物をして網膜を接着させる「強膜バックリング法」2つがあります。どちらを選ぶかは状況によりますが、若い方には強膜バックリング法を取ることが多い傾向があります。

いずれにしても、手術には1週間ほどの入院を伴うことになります。進行していれば手術の内容も複雑になり、手術しても元どおりに戻りにくくなりますので、とにかく重要なのは早期発見。特に糖尿病の方は「牽引性網膜剥離」というタイプの網膜剥離を発症しやすいので、症状がなくても定期的に検査を受けるようにしましょう。

こんなときはすぐに相談を!

網膜剥離は全く痛みを伴わないまま進行し、初期には無症状の場合も多く、大変気づきにくい病気。急に飛蚊症がひどくなった、目の中にキラッと光が見えるといった症状に気づいたらすぐにクリニックへ。治療が早いほど、患者さんの負担も最小限で済みます。

福田眼科病院:江島 哲至 先生

専門は白内障、網膜硝子体疾患。日本眼科学会、日本緑内障学会、日本眼科手術学会、日本抗加齢学会所属。初心を忘れず、目を守るための診療に取り組む。診断・治療に際しては十分な説明を心がけている。

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専門ドクターに聞く【川原眼科】白内障と網膜硝子体疾患

2019年9月28日(土)

白内障と網膜硝子体疾患について【川原眼科】川原 周平 先生にお話を伺いました。

川原 周平 先生

見えないことで命には関わらない。しかし、生活の質を保ち、豊かな毎日を支えるあなたの目。

対向車のライトが眩しい、気になったら専門医へ

白内障とは、モノを見るレンズ部分に当たる目の水晶体がさまざまな理由によって濁り、見えにくくなる状態のことです。原因は目に衝撃が加わる外傷性やステロイド薬などの薬剤性などの場合もありますが、当クリニックに訪れる白内障患者の9割以上は老化現象が原因です。白内障は珍しい病気ではなく、60歳以上の方は軽度重度の差はあれど、何かしらの白内障の症状を抱えているといわれています。モノが見えにくい、眩しい、メガネを変えても見え方が変わらないなど、視力に違和感を感じたらまず白内障を疑ってください。よほど進行していない限り、見た目では判断できないため、専門医の診断が必要になります。

見えにくい、という症状は命の危険があるわけではありませんが、それにより生活の質の低下を引き起こします。例えば、車の運転に自信がなくなり引きこもりがちになる、免許の更新に支障をきたす、本や新聞を読むのも億劫になるなど、心豊かな暮らしに「きちんと見える」ことは不可欠です。

手術はおよそ7分!安全性の高い白内障治療

治療はほとんどが手術、軽症の患者や若年層に点眼薬を予防的に処方することはありますが、私はほとんど効果はないので症状が出ている方には手術をおすすめします。「小切開手術」は目に2.4㎜という極小の穴を開け、濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し、人工のレンズを入れる手術です。その時間はわずか7分程度、術後の日帰りも可能です。

白内障は放置して治るものではありません。しかも人生に一度しか必要としない手術です。それなら一刻も早く手術で確かな見え方を手に入れる方が、人生が豊かになると私は考えます。

また、手術時に入れる人工レンズを多焦点眼内レンズにすれば、遠くと近くと広くピントが合い、老眼が良くなるとして、当院の白内障手術患者の3〜4割は多焦点眼内レンズを選択されます。当院はこれを使用できる「先進医療認定施設」に指定されており、安心して手術を受けることができます。

白内障は手術で治療可能。網膜硝子体疾患は「後遺症」の恐れあり!一日も早い治療を

加齢が引き起こすさまざまな網膜硝子体疾患

水晶体がレンズなら、網膜はフィルムのように映像を映す役目を持っています。目は脳の一部といわれるように、視神経が分布する網膜はダイレクトに脳に繋がっています。脳梗塞などが起こると視野に大きな影響があるのも、脳のダメージを直接受けるからです。

そんな網膜硝子体に関する病気は多岐にわたりますが、主なものは「黄斑上膜」「硝子体出血」「黄斑円孔」「網膜剥離」などです。黄斑上膜は、網膜の中心(黄斑)上に膜が張ることで、視野の一部が歪むなどの症状が起こります。黄斑円孔は黄斑に穴が開き、視野が歪んで著しく視力が低下するなどの症状が見られます。網膜剥離は、網膜が壁から剥がれ視力に大きな影響を与えます。加齢に伴う硝子体の変化で網膜に穴が開くことが原因です。また、硝子体出血は糖尿病や網膜剥離などが原因で、目の中に血がたまり急激な視力低下を引き起こします。

硝子体の異常も加齢が原因。早めの診断と適切な治療を

黄斑上膜は、すぐ進行するものではないので、様子を見ながら治療します。硝子体出血は自然に引く場合もあるので、これも1週間ほど様子を見ます。しかし、黄斑円孔は徐々に穴が大きくなり、網膜のダメージが進行します。網膜剥離は程度によっては失明の可能性もあるので緊急手術が必要です。網膜硝子体の手術は日帰り手術が可能です。時間は30〜60分の手術で翌日から仕事復帰もできます。

白内障は、認知症と関連があると言われており、手術が怖いからといって放っておくとよくはありません。いつかするなら、今すぐ手術することをおすすめしています。硝子体疾患を見過ごすと失明など重い後遺症が残ることもあります。だからこそ早めの診断、手術を専門施設で受けましょう。見えるという当たり前の健康を大切にしてください。

セルフチェック!

下記のチェックリストに当てはまるものがあれば、なんらかの眼の疾患の可能性があります。「こんなことで眼科を受診してもいいの?」といった軽い症状であっても、もしかしたらそれが眼のトラブルの始まりである可能性も。症状が続いているようなら早めに眼科を受診しましょう。

□ 歪んで見える、見えにくい
□ 目ヤニが出る
□ 涙が出る
□ 眩しい、かすんで見える
□ 視界に黒い影がある
□ まぶたが腫れている、しこりがある
□ かゆい
□ 目がすぐに乾く

川原 周平 先生

川原眼科:川原 周平 先生

長崎県出身。九州大学医学部卒業。九州大学病院、国立病院機構小倉医療センターなどで研鑽を重ね、2016 年に「川原眼科」を開業。高精度で専門的な手術治療を得意とし、近隣のみならず福岡県外からも患者が訪れる。

川原眼科

 

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専門ドクターに聞く【福岡浦添クリニック】睡眠障害

2019年9月28日(土)

睡眠障害について【福岡浦添クリニック】山口 祐司 先生にお話を伺いました。

山口 祐司 先生

睡眠は脳のデトックス。人生の質を向上させる良い眠り、できていますか。

病気なのに怠け者と言われ…睡眠問題から鬱になることも

睡眠障害には多くの種類がありますが、その2割以上を占めるのが「不眠症」です。入眠困難や途中覚醒など覚えのある方も多いでしょう。次に多いのが昼間に眠くなる「過眠症」です。これは最近社会問題にもなっている睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群、ナルコレプシーなど多岐にわたります。

他にも時差ボケなどが原因の「概日リズム睡眠障害」や夢遊病などの「睡眠時随伴症」があります。テスト中に失神するように寝てしまったり、病気なのに怠け者と言われ、そこから鬱になったりと、睡眠問題だけではなくなっています。今や眠りの質が生活の質を左右しているといっても過言ではないでしょう。

体内時計は約25時間?良い睡眠が健康の秘訣

当院では反復睡眠潜時検査(MSLT)を行っていますが、国内でもこの検査ができる施設は限られています。これは1日5回眠ってもらい、どのような状態で寝ているかのデータを1泊2日の入院で集めます。これらの詳細なデータを基に、患者さんに合った治療を行なっていきます。例えば、睡眠時無呼症候群の場合、「CPAP治療」と呼ばれる睡眠中に空気を送り込むマスクを着けて寝る方法などです。

開業して19年、2万人近くの方々の睡眠を診てきましたが、時代によって睡眠環境も変わりつつあります。最たる例は、スマートフォンの普及により深夜までそれを使うことで睡眠リズムが崩れる若者が増えたことです。1日24時間というのは定義として決められたことで、人間の体内時計は実は約25時間といわれています。体内で起こる時差をうまくリセットさせるのが、起きて太陽光を浴びることや朝食をとることです。起床時に爽快感を自覚できるかが良い睡眠かどうかのポイントです。

山口 祐司 先生

睡眠障害センター 福岡浦添クリニック:山口 祐司 先生

福岡県出身。自治医科大学卒業。浜の町病院、熊本大学、ハーバード大学医学部ベスイスラエル病院などで研鑽を重ね、2000年から「福岡浦添クリニック」院長。「グッドスリープ・グッドライフ」をモットーに日々診療を続けている。
日本睡眠学会専門医。

企画・制作/西日本新聞社メディアビジネス局

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