地域医療とそこで活躍できる医療人の育成を目指す学校法人「福岡学園」の取り組み
「噛むこと」から、要介護阻止へ。口腔の健康から、誤嚥性肺炎ゼロに。
超高齢社会において、QOL(クオリティ・オブ・ライフ。生活の質。生命の質。)を維持する上で「口腔の健康」は重要であると言えます。
食べる喜びは生活への満足感や生きがいを生み出し、脳および身体の活性化に密接に関与し、口腔機能の向上は、低栄養や誤嚥性肺炎の予防およびサルコペニアやフレイルなどの著しいQOL低下の予防にも重要であると言えるでしょう。
さらに、生涯にわたって咀嚼機能から脳・身体機能までの活性化を図り、高齢者の認知症化を阻止するために、壮年期から口腔の健康の維持を積極的に図る新たな視点が必要になっています。
福岡歯科大学は全身の健康をまもるために歯科医療を展開する「口腔医学」の理念のもとに、歯学教育を改革しています。この「口腔医学」を大学近郊の高齢化の進む地域に展開し、口腔機能の維持・向上によって認知機能の維持をはかり、要介護化の阻止、誤嚥性肺炎の予防および高いQOLを達成するため、社会的・再生医学的・教育的の3つのアプローチにより、地域に「口腔医学」を基盤とする保健・医療・介護を推進しています。
〇社会的アプローチ:地域での口腔機能調査・認知症の早期発見などの予防活動
・地域における介護予防活動の推進をすることにより、QOLの維持・向上を目指す。
・口腔機能と軽度認知症との関連の調査・分析を行う。
・口腔機能を基盤とする認知症予防プログラムを開発する。
〇再生医学的アプローチ:食べる喜びを維持する口腔組織再生
・歯周組織の再生(幹細胞再生医療)および先端的歯科インプラント治療を推進する。
・先端的歯周病治療を開発する。
・咀嚼力を向上させ、大脳を刺激し、食感や歯ごたえが向上して食べる喜びを得られることを目指す。
〇教育的アプローチ:地域で活躍する口腔医学の人材育成
・疾患別・病期病態別の他職種連携による口腔ケアマニュアルを開発する。
・口腔医学を展開する地域包括ケアシステムで活躍できる医療人を育成する。
口腔医学で「介護のいらない高齢者」が元気に暮らす未来を。
地域医療とそこで活躍できる医療人の育成に「総合力」で貢献しています。
当事業の目的は、口腔機能の維持・向上によって認知機能の維持を図り、要介護化の阻止、誤嚥性肺炎の予防および高いQOL(生活の質)を達成することです。口腔医学を基盤とした介護のいらない高齢者が元気に暮らせる地域創生を目指しております。
学校法人福岡学園では、超高齢化という社会の進展を見据え、口腔医学の確立を目指す「福岡歯科大学」を始め、地域の医療センターとしての医科歯科総合病院、高度口腔医療人等を支援する「口腔医療センター」 (博多駅前3丁目)、看護を受ける方のwell-being -尊厳を保ち最適な暮らし-を支える看護専門職を育成する 「福岡看護大学」、口腔ケアのリーダー等を育成する「福岡医療短期大学」を設置し、さらには介護老人保健施設、特別養護老人ホームを擁する医療・保健・福祉の総合学園として地域医療への貢献を続けています。2020年秋には、本学園と地域社会を更に「つなぐ」、新しい医科歯科総合病院を開院いたします。今後も『学生が意欲を持って学び、卒業生が誇れる母校』をモットーに、一生学べる環境づくりに取り組んでまいります。
超高齢社会のこれからを支えるために。
「“チーム”で協働する力」をもつ医療人を育成しています。
当事業は、現高齢者とともに今後高齢を迎える壮年層を対象に、「口腔医学」により要介護化の阻止と誤嚥性肺炎の予防、そして生涯に亘って口から食べて豊かな生活を維持するために、3つのアプローチとして、1)社会的アプローチ、2)再生医学的アプローチ、3)教育的アプローチ を中心に、「口腔医学」を地域の保健・医療・介護に展開し、“噛むことから、要介護阻止へ。口腔の健康から、誤嚥性肺炎ゼロに”を目標として実施しています。
例えば、地域包括ケアシステム で活躍できる医療人の育成を目的に掲げ、多職種(歯科医師、歯科衛生士、看護師、介護福祉士)と連携しながら行う口腔ケアマニュアルや教育プログラムの開発を通して、本学の卒業生が高齢化の進んだ地域において歯科医師として活躍できるよう教育内容・方法の改善、充実を図っております。
創立から47年が過ぎ、約4,500名以上の卒業生が巣立ち、各方面で活躍しています。
医科・歯科をつないで地域医療を担う、新しい医科歯科総合病院が2020年秋に誕生します。
病院の詳しい情報はこちらよりご確認を。【福岡歯科大学医科歯科総合病院】
※今後のブランディング事業の詳細はこちらのホームページでお知らせします。
企画・制作/西日本新聞社メディアビジネス局
【PR】学校法人福岡学園